『「集」の力』
こんにちは。慶應義塾大学文学部国文学専攻4年ならびに体育会女子バスケットボール部の松下花会子(CN:キキ)と申します。心地よい秋日和が続くこの頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。拙い文章ではございますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
テーマは「バスケ以外の一面」ということで、改めて自分の生活を振り返る良い機会となりました。当初は、これ!といった趣味や習い事が思いつかず、自分は普段何に時間を費やしているのかをここ2週間ほど考えていました。そして思いついたのが、ありきたりではありますが、漫画でした。
先月、同期のダイ(森谷日向子/法政4)と映画『キングダム2』を観に行きました。ド迫力の映像に、これは漫画ではどう表現されているのだろうかという期待から、早速読み始めました。今では、寝る前にストレッチしながら読むことが1日の楽しみとなっています。
ここで僭越ながら、私が今1番心に残っている言葉を書かせていただきます。
「戦は゛数゛じゃねェ ゛人゛だ」
キングダムでは、「集」の強さが特に描かれます。突出した個の力を持った敵であったり、圧倒的に数で劣った状況だったりが主人公を度々襲いますが、その中で、不利な状況に立った主人公たちがいかにして勝利を目指すかがこの漫画の醍醐味です。「集」の力といっても、ただ人数が多いというわけではありません。1つの策略を土台に全員が団結し、さらに皆が同じ士気の高さで目標の敵に向かいます。
この点は、私たちのバスケットボールにも通ずる所があると感じました。「個」の力では敵わない相手でも、スカウティングを基にした戦術、目標の共通認識、モチベーションの維持、など私たちが試合で勝つために必要な要素がたくさん詰め込まれていると、漫画を読みながら考えました。
リーグ戦も一区切りを迎え、これからは順位決定戦や入れ替え戦といったより熾烈な戦いになるであろう試合が待っています。より「集」の力を磨き、チーム一丸となって精進して参りますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は文学部1年の河村さくら(CN:コト)です!お楽しみに!