原点回帰(活動日誌) -西理奈

こんにちは。慶應義塾大学法学部政治学科4年ならびに体育会女子バスケットボール部の西理奈と申します。拙い文章にはなりますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

今回の活動日誌に相応しいトピックをなかなか見つけることができなかったため、今回は自分自身について綴ります(笑)私はどうでも良いことはたくさん話すのですが、自分の考えていることや、感情について話すことは得意ではないので、文章で書くことに挑戦しようと思います。

気付けば入部して4年目の夏となっていました。何事にも「最後の」という言葉が付き、今まで遠いものだと思っていた“引退”を身近に感じるようになりました。引退を考えたときに、大袈裟な言い方にはなりますが、私はこの部活に何を残すことができるのか、自分がこの部にいた意味は何だったのか、ということをより考えるようになりました。

私は、考えてないように見えて意外と考えているタイプではなく、本当に考えていない人でした。このままではただ部に存在した人になってしまう焦りから、バスケ部での自分の在り方を考え直すきっかけを得ることができました。

というのも、私の同期は皆様もご存知の通り優秀な人たちです。発信力も行動力も思考力も人間力もずば抜けて凄い人たちです。そんな人たちの中に、いわゆるポンコツが1人いるので、私がいなくてもこの組織は成り立つだろうと、何故か静観していたことがありました。4年生になってまだそんなこと考えていたのかとほとんどの方が思うでしょうが、それくらい凄い人たちなのです。また後輩も、その人らしい部への貢献方法を確立していて、日々圧倒されています。

そんな滅多に頭を使わない私が、あれこれ考えて出た答えは、“分からない”でした。

これまでを振り返ると、節目節目で多くの方々に助けていただきました。果たして自分は、同じことを後輩にできているのか、など多くのことが頭の中を駆け巡りました。自分らしい貢献とは何だろうと考え続けた結果、更に分からなくなりました。

そこで、不思議と手に取っていたものが、各シーズンの4年生の先輩方からいただいた手紙でした。それを読んで、自分の強みは良くも悪くも、ちゃらんぽらんであっけらかんとしたキャラクターと、負けず嫌いなところだと感じました。この2つは、1年生の頃から変わらない軸のようなものだと自分でも思っています。この手紙をきっかけに、自分のことよりも、チームのことを考える最上級生だからこそ、原点に立ち帰ることで、自分らしい貢献と、自分が部にいる意味を発揮できるのではないか、という説に辿り着きました。この説を立証できるように、残りの約3ヶ月、全力で走り切りたいと思います。

これまで色々と書いてきましたが、1番の部への貢献は結果を残すこと、つまり「2部昇格」だと思っています。そのために、自分らしさを発揮しつつ、「全進」のスローガンの下で、必ず2部昇格を果たします。

同期のルイも言っていたように、感謝を胸に練習に励んで参りますので、今後とも慶應女子バスケットボール部のご指導・ご鞭撻の程宜しくお願い致します。稚拙な文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は商学部3年の川俣乃英(CN:シキ)です。お楽しみに!