『閉じたページに残るもの』
こんにちは。いつもチームを笑顔で包み込み、コート内外で優しさとひたむきさが光る、河村さくら(CN:コト)さんからバトンを受け取りました、慶應義塾大学文学部3年並びに体育会女子バスケットボール部の濱口睦子(CN:シュウ)と申します。拙い文章ではございますが、最後までお付き合い頂けますと幸いです。
さて、私の最近幸せを感じた瞬間は、1冊の本を読み終えた時です。私は幼いころから本が大好きで、幼少期はお年玉のほとんどを本に費やしていました。往復3時間ほどかけて通学していた中高生の頃は、電車内でページをめくる時間が現実から少し離れられる大切なひとときでした。
しかし、今シーズン主務を務めさせていただくようになってからは、毎日やることに追われ、いつしか本を読むことが減っていました。そんな中、合宿を終えて少し余裕ができた先日、たまたま立ち寄った本屋でお気に入りの作家さんの新刊を見つけ、思わず購入。気づけばその日のうちに読了していました。読み終えた瞬間、「終わってしまった」という一抹の寂しさと「この物語を最後まで見届けた」という小さな達成感。そして物語の世界から現実に戻ってくるときの、心が満たされるような、それでいてどこか取り残されたような感覚があり、そのすべてが懐かしく、この瞬間こそが幸せなのだと改めて実感しました。

1年生の4月に体育会女子バスケットボール部に入部し、本を読むようにあっという間に時は過ぎ、気づけば私にとって3回目のリーグ戦。今シーズンのリーグ戦は、まだまだ始まったばかりです。1日1日を大切に、必ず目標を達成できるよう、チーム一同全力を尽くしてまいります。引き続き温かいご声援を賜れますと幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次回は、少し抜けているところがありながらも、冷静沈着かつアグレッシブ、後輩として頼もしい松岡優希乃(CN:ルキ)です。どうぞお楽しみに!