私の理想像 -土屋香乃

『感謝できる人』

こんにちは。普段はニコニコ笑顔と優しさで溢れているけれど、ボールを持つと圧倒的なスキルでチームを引っ張る頼れる先輩。そのギャップに魅了されない人はいないはず!河村さくら(CN:コト)さんからバトンを受けました、慶應義塾大学法学部法律学科1年並びに体育会女子バスケットボールの土屋香乃(CN:リズ)です。先輩方の素晴らしい文章が続き、大変恐縮ではございますが私なりに精一杯綴らせていただくのでどうか少しのお時間お付き合いいただけますと幸いです。

さて、私の理想像は「感謝できる人」です。

感謝の気持ちを持つこと。これは一見するとありきたりで簡単なことのように思えます。しかしその本質は実は非常に難しいことなのではないかと考えています。

なぜなら私たちは、身の回りの多くのことを無意識的に「当たり前」化しているからです。「当たり前」だと思うことには「有り難み」を感じないため、次第に感謝の気持ちが薄れていくのです。そして足りないものばかりに着目し不平や不満を述べるのです。

しかし一度立ち止まって考えてみてください。今私たちが日常の中で「当たり前」だと思っている多くのことは、本当に「当たり前」なのでしょうか。私はその中には数えきれないほどの労力や思いやり、優しさが詰まっていると思います。

日々の生活だけでなく部活動においても同じです。自分の時間を割いて私たちにご指導してくださるコーチの方々がいること。どんな時でも温かく応援してくださるOB、OGの方々がいること。毎日快適に練習できる環境があること。一緒に泣いて笑って切磋琢磨できる素敵な仲間がいること。いつもそばで支えてくれる家族がいること。これらは決して「当たり前」ではないはずです。このような日頃から「当たり前」化してしまい見えていない部分に目を向けて、感謝の気持ちをもつこと。全てを伝えられずとも、心の中でありがとうと言うこと。

これは豊かな人間力を磨くだけでなく、私たちが自分の役割を最大限に全うする責任を生むでしょう。さらには自分自身が日々頑張る原動力になっていくはずです。

 意識しないと見えない部分。無意識に「当たり前」だと思ってしまう部分。そういったところに「有り難み」を感じてしっかりと感謝の気持ちを持てる人。ないものばかり探して不平不満を述べるのではなく、今あることに目を向けて感謝できる人。この理想像に近づけるように、また人として成長できるように1日1日を大切に過ごしていきたいです。

感謝を忘れずに順位決定戦に挑む

 さて、今週末はいよいよ2次リーグです。私たちを支えてくださる全ての方々への感謝の気持ちを忘れずに、「入替戦出場」というチームの目標を必ず達成すべく全力で奮闘してまいります。変わらぬご声援のほどよろしくお願いいたします。

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。次回は的確なアドバイスと明るい声掛けでチームの士気を高めてくださる、優しくて頼れる先輩、環境情報学部3年の網野梨加(CN:ケイ)さんです。お楽しみに!