『応援される人になる』
冷静かつ的確なツッコミで私のスベリを回収してくださる、私にとっていなくてはならない先輩、中山璃音(CN:ウミ)さんからバトンを受けました、慶應義塾大学法学部政治学科2年並びに体育会女子バスケットボール部の砂山ひかる(CN:コア)と申します。拙い文章にはなりますが、私なりに精一杯テーマと向き合って綴らせていただいたので最後までお付き合い頂けますと幸いです。
私の理想像とは何か、と自問し何か壮大なことを綴らなければという焦りを感じながらも普段からあまり何も考えていない性格上、読んでいる人を感心させられるようなことは思いつくことができませんでした。そのため、人生の目標というよりはこの大学バスケにおける理想の選手像という形で『応援される選手』が一番自分の理想に近いと考えました。
「応援される選手になれ」という言葉はバスケを始めた小学生の頃から、歴代どのコーチからも言われてきた言葉です。そしてこの言葉の重みは成長するにつれて自分の中で大きくなっています。応援される選手と言われ、小中学生の頃は観客の方を惹きつけられるようなプレイヤーになることがこの言葉の真意であると考えていました。しかしながら、チームの主体が徐々に学生へと移行していった高校時代、そして現在の大学バスケにおいては、観客の方はもちろんのこと、応援してもらうべき対象に自チームのメンバーが含まれていると強く感じるようになりました。
具体的には、あの人なら自分の代わりにコートに立っても納得できる、あの人ならラストシュートを任せられる、そんな信頼をチームのメンバーから得られている選手が私にとっての理想の選手像です。そして、その信頼を得られるかは試合で何かを頑張ることよりも日々の練習態度や日常生活における関わり合いの中で形成されると信じています。振り返ると、私が今まで憧れた先輩方はこの「応援される人」を体現してきた方達です。そして、チームメンバーから心から応援してもらっている選手は、自然と見ている方々にもプラスのエネルギーを与えられるような魅力あるプレイヤーになっていることを歴代の先輩方は示してくれています。信頼される後輩、頼れる同期、憧れられる先輩。その理想像に一歩でも近づくために、日々の練習一つ一つから全力で取り組み、精進していきたいと思います。
リーグ戦一次リーグも折り返し地点を過ぎ、4年生の先輩方と一緒にプレーできる時間も残り僅かとなりました。このチーム2024を作り上げたのは間違いなく4年生であり、「応援される選手」をまさに体現した方達です。そんな尊敬する先輩たちが有終の美を飾れるよう、チーム一丸となり目標に向かって突き進んでまいりますので、引き続き変わらぬご声援のほど、よろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次回はあふれる笑顔でチームを支える、薬学部薬学科1年の森田ちひろ(CN:ハナ)です!お楽しみに!