自粛期間で得た気づき

この活動自粛期間中、皆さんはどのようにお過ごしですか?

自粛期間から約1ヶ月が経ちました。自分の時間が増え、外出が出来ない中でも出来ることの幅が少しずつ広がっているのではないでしょうか。

今回は3人の部員が、活動自粛期間でどのように自分と向き合っているのか、そしてそこで得られた気づきはどのようなものなのか、紹介していきます。この活動自粛期間こそ、考える機会が増え、新たな気づきを得ることが出来ています。

是非、ご一読ください!

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○法学部政治学科 2年 森谷 日向子

この外出自粛期間中、多くの人が感じているように、今まで当たり前に過ごしてきた日常のありがたみを私も強く感じました。

特に私の場合、バスケ部の存在が自分の生活のほとんどを占めているということを改めて思い知りました。部活に費やす時間もそうですが、自分の思考の中心にはいつもバスケ部のことがあったと気づかされました。この期間で、部活のことに限らず、今までの自分やこれからのことを考えるようになったように思います。

練習をして、終わったら同期や先輩と他愛のない話をして、余力がある時には遊びに行き、帰ったら練習のビデオを見て振り返る…。そんな日常が今はとても恋しいです。

シーズン後には同期と旅行に行きました!

また、個人的な話になりますが、休みの日には、友達とご飯に行ったり、旅行好きの父に連れられて色々な場所に行ったり、ライブやイベントに行ったりと基本的に外に出ることが多かったため、外出自粛要請が出た時は本当に困りましたが、家にある本を読んだり、普段は観ないジャンルの映画を観たりなど、普段あまりしないことをして「おうち時間」を過ごしています。

ある程度自由に自分のしたいことができる大学生活は有限であることも重々承知しているので、この期間を無駄に過ごすわけにもいかないという焦りもあります。不自由な生活が続きますが、有意義な時間を過ごせるように工夫してこの期間を乗り越えたいです。

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○理工学部 2年 林 えみり

私はこの自粛期間を通して、この生活にマイナス面とプラス面があることに気づきました。

マイナス面としては、体力面の低下や技術面での向上がはかれないという点ももちろんありますが、私は特にチームメイトとのコミュニケーション不足を感じました。同期内や縦割りなどで何度かインターネット上での会話は行っていますが、やはり直接会って、表情を見ながらといったような密なコミュニケーションを取ることはできません。

これはバスケットボールというチームワークが大切な競技においてはマイナスだと思います。

早くみんなでバスケがしたい!

しかしながら練習が暫く出来ないことで日々の練習の大切さに気づいたことは、自分にとって非常にプラスでした。プラス面としては自分のバスケットボールのプレーを新たな視点から見ることができたという点が挙げられます。日々の練習がある時にはどうしてもビデオを観る時間が限られている為、1つ1つのプレ-の分析、つまりこの時にどうした方がより良い結果につながったのかという1つのプレーに限定した分析をする傾向にありました。しかし、自粛期間中はより多くの時間を試合の分析に割けるようになったため、このプレーではこの人にシュートを打ってもらいたいから、こういうプレーをしようなど、試合全体の流れを見た上での分析ができるようになりました。

このように私は自粛期間という普段とは違う生活を送る上で、以上のような新しい発見をする事ができたと思っています。

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○商学部 3年 ビディンガー 美亜

新型コロナウイルスの影響で社会に多くの情報が出回り、混乱している方や疲れてしまった方が多くいるのではないでしょうか。

危機感や不安が募るばかりですが、この自粛期間を通して、私は自分の気持ちに良い変化があるように感じています。

それは、「初心に返る」ことができた、ということです。

家に籠らなければならないので、私はこの数日間で部屋の掃除をしました。掃除をしていると思い出の品が沢山あり、時間があったので一つ一つ眺めることにしました。何年も前の友人との交換ノートやバスケノート、手紙や写真など。これらをじっくりみていると、どうして自分はバスケットボールを始めたのか、どんな小学校、中学校、高校時代を経て今の自分があるのか、自分の信念や核があるのかを振り返ることができました。

自分はどんな人間で、今後どうなっていきたいのか、そのためには何をしなければならないのか、それをきちんと考えることができました。

これまでの出来事を書き留めてきたノート

忙しい毎日を過ごしていると、なかなか物事を振り返ることは難しいです。今のように時間があるときにじっくり振り返ることによって、初心に返ることができるのではないでしょうか。立ち止まる事も重要であると思える、そんな自粛期間を私は過ごしています。

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この自粛期間は、これまで部活動中心の生活を必死に送っていた私たち部員にとって、新たな気づきをもたらし、忘れかけていたことを再認識できる良い機会になっています。また、この自粛期間自体も考え方や捉え方ひとつが生活の質の向上に繋がっているということに気づくことができ、その発想は今後の部活動でも大いに活かしていきたいと思います。

この自粛期間を無駄にするのではなく、自分と向き合う時間を増やすことが今後の自分の成長にも繋がっていくと考え、部員一同有意義な時間を送っていきたいと思います。