こんにちは。慶應義塾大学理工学部3年ならびに体育会女子バスケットボール部の井手友美(CN:リョク)と申します。厳しい残暑が続きますが、皆様いかがお過ごしですか。
ブンブン。この言葉を聞き、皆様は何を思い浮かべますか。音を鳴らしながら走る自動車や近くを飛ぶ蜂の姿、音楽ライブにてタオルを頭上で回す人々を思い描いたのではないでしょうか。このように、オノマトペ(擬音語・擬態語)は単体では意味を確立することができませんが、様々な描写を表現することができます。今回、私はこのオノマトペについて書きたいと思います。
それというのも、私は人に説明することや教えることを苦手とし、自分の考えを伝えるとき、たびたびオノマトペを使うからです。オノマトペを使うことで、うまく言語化できない心情や思考を表現できると感じています。バスケットボールをするときにおいて、オノマトペはさまざまな場面で活用されます。
まず、前述のとおりオノマトペは自分の考えをうまく伝える表現方法として役立ちます。先日のアキの活動日誌に記されたように、大学バスケは思考するバスケであり、思考したことの伝え合いを大切にしています。その際にオノマトペを使うことで、より自分の思考に近い表現で相手に伝えられると思っています。さらに、オノマトペはリズン感を表現できるため、ステップやドリブルの練習に欠かせません。ステップにおける「ずんたたん」という足のオノマトペなどを頭でイメージすることで、身体が自然と動きだすように感じます。時折、頭でイメージしていたはずのオノマトペが口からあふれ出てしまい、恥ずかしい思いをすることがありますが、テクニック習得が促進されるのであれば、赤面することなど痛くも痒くもありません。
このように、オノマトペはバスケにおいて重宝されますが、幼稚な印象を与えたり、相手によって異なる捉え方をしたりというような欠点があります。そのため、オノマトペを多用せず、効果的に利用することがオノマトペの最大限の輝かせ方なのだと思っています。
先の見通しがつき辛い状況が続いておりますが、活動できることに感謝し、ガァーっと日々精進して参ります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。
拙い文章でありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は法学部法律学科1年の新城ほのか(CN:モネ)です。お楽しみに!