想像力(活動日誌) -小菅千恵

こんにちは。慶應義塾大学環境情報学部2年ならびに体育会女子バスケットボール部の小菅千恵 (CN:テン)と申します。朝夕は次第に涼しさを感じるころとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私は現在、SFCで建築を中心とした様々なデザインについて学んでいます。小さい頃からモノづく りが好きだったので、大学で”学業”としてデザインに触れられるようになったときには日々ワクワクしていました。しかし、講義を受けていく中で出された課題に対して良い答えが出ず、周りの人の作品と比べると劣って見えることの方が多くなり、あまり楽しいと思えなくなってしまいました。

そこで自主制作と授業課題の違いを考えてみると、一つ決定的な違いが見つかりました。「誰のために作るか」ということです。自主制作は所詮自主制作なので、人のために作っているとしても自分の好みだけで成り立ちますが、授業課題のように社会で必要とされているものは多くの人の ことを考えて作らなければいけません。特に建築はどんな人が住むか、そこに住む人はどんな動きをしてどんな生活をするか、、、と想像力を膨らませてできるだけ快適な空間を作らなければ なりません。そして、多くの人のことを考え、想像して作ったものの方が自分の好みだけで作った ものよりも格段に良いものができあがります。

バスケ部での活動も考え方は同じだと思います。プレーヤーとしてバスケ部に所属していた中高の6年間は、基本的に自分のことばかり考えて練習に参加していて周りに気を配ることがあまりでき ていませんでしたが、大学でスタッフとして活動するようになり、必然的に人のことを考えて行動しなければならない立場になると、今まで見えなかったものが見えるようになり、チームメイト一人ひとりが何を考えているのか想像する癖がつき、以前より部活が楽しいものになりました。 今月末にリーグ戦が開幕しますが、チームが2部昇格の目標を達成できるよう、引き続き自分にできることを考え、全力でサポートしていきたいと思います。 今後とも弊部のご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、商学部3年の川俣乃英(CN:シキ)です。お楽しみに!