3年生対談 -中島×西×ビディンガー×眞尾×武藤

2年生対談に続いて、今回は3年生対談の様子をお届けいたします。

3年生はプレイヤー5人で活動しており、非常にまとまりのある学年です。

今年度より上級生となり、チームを引っ張っていく立場になった3年生ですが、これまでの2年間でどのようなことを培ってきたのか存分に語ってくれました。

是非ご一読ください!

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【武藤/ハク】商学部3年の武藤怜と申します。プレイヤーと、SNS等の広報担当を務めています。本日は私が司会進行を務めつつ、対談にも参加していきます。宜しくお願いします。

―はじめに簡単な自己紹介をお願いします。

【眞尾/メイ】商学部の眞尾瞳です。コートネームは「メイ」です。ポジションはガードです。出身高校は浦和第一女子高校です。

【中島/ルイ】環境情報学部の中島花です。コートネームは「ルイ」です。ポジションはフォワードです。出身高校は慶應義塾ニューヨーク学院です。

【西/リン】法学部政治学科の西理奈です。コートネームは「リン」です。ポジションはセンターです。出身高校は神戸市立葺合高校です。

【ビディンガー/エマ】商学部のビディンガー美亜です。コートネームは「エマ」です。ポジションはセンターです。出身高校は都立青山高校です。

【武藤/ハク】改めまして、商学部の武藤怜です。コートネームは「ハク」です。ポジションはフォワードです。出身高校は成蹊高校です。

―早速ですが、これまでのバスケキャリアについて教えてください。

【眞尾/メイ】小学4年生の時に、学校の持久走大会で自分の順位が年々下がっていくのが嫌で、体力をつけるために友達がやっていたバスケを始めました。中高ではそれぞれ主将・副将を務めました。埼玉県でベスト16のチームでした。

【中島/ルイ】小学6年生でスペインから名古屋に引越してきた時に、何かスポーツを始めようと思ったけれど、女子バスケ部しかなくて、、、スペインに住んでいた時はバドミントンをやっていたので、出来ればバド部に入りたかったです(笑)中高バスケ部では一個上の先輩がいなかったので、6年間のうち4年間主将を務めていました。

【西/リン】私は、小学5年生の時にバスケを始めました。それまで一緒に所属していた陸上クラブの友達がバスケ部に入ったので、私も一緒に入部しました。高校では生徒主体で自由にバスケをすることができていました。

【ビディンガー/エマ】兄がバスケをやっていたことに憧れて、小学3年生の時に私も始めました。中学の時は毎年3回くらい慶應中等部と戦っていて、なんとなくではありますが「この人たちとバスケしたいな」と思い、「高校受験で慶應義塾女子高を受けてみようかな」と考える時もありました。その時から少しずつ慶應を意識し始めていたと思います。

【武藤/ハク】私は父と姉がバスケをやっていたので、小学2年生の時にミニバスに入りました。ミニバスのメンバーがそのまま公立の中学校でバスケ部に入部したので、私も同様に入部しました。高校は練習時間が短いながらも、楽しんでバスケに打ち込むことができました。3年生の時に主将を務めました。

部活内外でも共に過ごす時間が多い3年生

―新型コロナウイルスの影響で活動が自粛となりました。率直に今の心境は?

【西/リン】率直に寂しいです。

【眞尾/メイ】これまでの部活中心の生活が一気になくなって、日常を奪われた感じがします。

―これまでの学生生活でこんなにバスケをしていないことはありましたか?

【全員】ないです!

【中島/ルイ】シーズンスポーツ制だった慶應NY高時代のバスケオフシーズン以外で、こんなにバスケをしていないのは初めてです。

【ビディンガー/エマ】「早くバスケしたい」の一言に尽きます。

【眞尾/メイ】高校では「バスケ頑張っている人は勉強も頑張れる」という言葉を顧問に言われてきたので、バスケなしに勉強していることが不思議な感じです(笑)

【中島/ルイ】確かに。それでもオンライン授業は集中して受けることができています!

―去年1年で成長したことは何ですか?

【中島/ルイ】私たちの代は、1年生の時から結構ミーティングをしていたけれど、プレー面よりもメンタル面やチーム哲学のようなことを話すようになりました。

【眞尾/メイ】以前より皆がチームの雰囲気に敏感になって、何かしらの変化を感じた時はその都度共有するようになったと思います。

【武藤/ハク】1年目は試合に出ることや「バスケ頑張ろう!」というプレー面でのがむしゃらな気持ちの方が強かったけれど、2年目はチームや仲間のことを中心に考えて活動できていました。

【ビディンガー/エマ】チームに対するそれぞれ個人の貢献の仕方が明確になってきた気がするので、今後も貢献し続けて行きたいと思います。

【西/リン】昨年度はまだ2年生で下級生ではあったけど、学年関係なく思考のベースをチームに置けていたと思います。全員が発言したり、考えたり、チームの一員として成長したのではないかなと思います。

【中島/ルイ】皆が言っているように、チーム中心の考え方をもつようになったのは、昨年度5人中3人(ハク・メイ・リン)がチームのスタメンだったということも大きいと感じています。本人たちの責任感もあるし、エマと私はその3人についていこうという気持ちが結構強かったと思います。

【眞尾/メイ】確かに1年生の時はユイカさん(森川唯加・H31年卒)やサエさん(豊村沙恵・H31年卒)にパスをもらってやりたいようにプレーをしていたけど、昨年度はスタメンで出場する選手としてチームを引っ張っていかないといけない気持ちが強くあったと思います。

―今年のチームの雰囲気はどうですか?

【眞尾/メイ】以前のミーティングで、主将のソラさん(梅田香・環境4)が「全員がキャプテンシーをもって練習に取り組めているチーム」と言っていたのですが、その通りだなと思います。

【ビディンガー/エマ】昨年度は4年生を中心にして全員が一丸となってついていくチームだったけれど、今年は良い意味で全学年がフラットで、同じ位置から目標に向かっている感じです。雰囲気は非常に良いと思います。

【中島/ルイ】この自粛期間で相手チームやスタメンのプレーだけではなく、部員ひとりひとりのプレーをじっくりと分析することができたのも、そういったフラットなチームの雰囲気に良い影響を与えている気がします。

―今年度のチームの強みは?

【ビディンガー/エマ】今年はメンバーのサイズが全体的に大きいところが強みです!

【武藤/ハク】確かに。あと層が厚いと思います。それぞれ良いところがあって、どういう良さを取るかで今年のスタメンも決まっていくのではないかなと思います。

【西/リン】それこそ層が厚いから、組み合わせも沢山増えてプレーの幅が広がりそうです。誰かの代わりとして出るのではなくて、その人だからこそできるプレーが増えるようになると思います。とても楽しみです!

―今年度の主将を務めるソラさん(梅田香・環境4)の印象を教えてください。

【中島/ルイ】NY高時代から一緒のチームでプレーをしていましたが、今はよりキャプテンシーが強いと思います。ソラさんはとてもフランクな人で、後輩が何か言うことに対して躊躇させない雰囲気というか、、、主将だから近寄りがたいタイプの人も魅力はあるけれど、ソラさんは何でも話やすいところが持ち味なのかなと思います。今のチームの雰囲気もソラさんの良さが出ているのだなと感じています。

【ビディンガー/エマ】花がもう完璧にまとめてくれました(笑)

―副将を務めるヨウさん(白藤優果・理工4)の印象は?

【西/リン】「努力」という言葉がぴったりだなと。

【眞尾/メイ】ヨウさんは常に一つ一つ丁寧に考えていて、この行動がどう繋がっていくのか判断した上でコツコツ積み上げているのだなと感じます。

【ビディンガー/エマ】以前、「チームで一番上手いメイ(眞尾)が一番努力している。だから私もやらないといけない!」とヨウさんが言っていて、とても染みました。この言葉がヨウさんそのものを表していて、自分の行動をよく考えている人なのだと感じます。

―主務を務めるノアさん(足立はな・法法4)の印象は?

【ビディンガー/エマ】圧倒的女神(笑)。

【中島/ルイ】誰よりも人のことをよく見ていて、本当に色々なところに気が付く人だと思います。

【武藤/ハク】私たちが1・2年生の時、仕事を沢山サポートしてくれました。本当に心強い存在で、ノアさんがいなかったら当時の私たちはもっとバタバタとしていたと思います。

【ビディンガー/エマ】プレイヤーとしても、主務としても、本当にチームに必要な存在です。

―2年生の印象は?

【西/リン】とにかく元気!8人それぞれのバランスが良く取れていると思います。

【眞尾/メイ】沢山喋る人も穏やかな人もいて個性豊かです。みんな元気で明るくて、いつも一緒にいるイメージがあります。

―1年生の印象は?

【西/リン】まだ学年全体の様子がわからないけどしっかりしているイメージがあります。

【武藤/ハク】これまでの1年生インタビューによると、全員が主将や主務を務めていたみたいです。これからが楽しみです!

大きく成長した私たちに是非ご期待ください!

―さて話を変えていきたいと思います。現在個人としてどのような課題がありますか?

【ビディンガー/エマ】自分でドライブからフィニッシュにもっていって得点をとっていきたいです。これまで自分の走るスピードが遅かったので、そこも平均以上には上げていきたいです。メンタル面では、昨年1年間で悩む要素が沢山あったけれども、それを言い訳にしないで常に向上し続けていきたいです。

【眞尾/メイ】この自粛期間で沢山試合を見て、自分がチームのスピードを落としてしまっているように感じました。今後はチームのスピードを加速させられるプレイヤーになりたいです。あと、シュート率を上げて得点力を伸ばしていきたいです。

【西/リン】プレー面はもっとコンスタントに点を取れるようにしたいです。あと、「どうにかなる!」と思えるようにすることです。練習でやっていたことは試合に出るので、試合でどうにかなると思うことができるくらい練習を積み重ねていきたいです。

【中島/ルイ】個人の課題は、足の怪我の不安を皆に感じさせないようなディフェンスをできるようにすることと、スリーポイントの確率を上げていきたいです。筋トレやシューティングを頑張って成長していきたいです。

【武藤/ハク】プレー面では、毎試合コンスタントに点をとっていきたいです。昨年度のリーグ戦では、スタメンで出場している者として当たり前のことではあるけれど、自分が点を取れている試合は勝っていて、取れていない時は高確率で負け試合になっていました。いかに自分の取る点が重要か実感したので、もっと1対1やスリーポイントで仕掛けて、得点をとって勝利に貢献したいです。

―コート外での関係性は?

【中島/ルイ】私たちの学年は、2年生とは違ったバランスの良さがあると感じています。全員タイプが違うけれど、誰も無理をせず、素でいることができていると思います。

【全員】一緒にいてとても楽しいです!

―3年生としてプレーや生活面で意識していることは

【ビディンガー/エマ】まだあまりプレーできていなくて3年生としての実感がまだ湧かない、、、

【眞尾/メイ】確かに。昨シーズンが終わる時の学年ミーティングで、スタッフを含めたチーム全員と積極的にコミュニケーションを取ることや、4年生を支えながら後輩にも背中で魅せる意識をもつことなどを話し合ったので、それを実行していきたいです。

【西/リン】身体作りや、しっかりと栄養のある食事を取ることなど、体育会生としての生活面にもさらに気を配っていきたいです。あと全員が20歳を超えたので、疲れを残さないよう努力もしていきたいです(笑)

―では話題を変えまして、今年度の注目選手を教えてください。

【武藤/ハク】ヨウさんです。ヨウさんの熱いディフェンスが好きなので、早く一緒にプレーしたいです!

【西/リン】キキ(松下花会子・文2)です。シュートレンジが広くて、器用なプレーが多いので注目しています。

【ビディンガー/エマ】リョク(井手友美・理工2)です。これまで試合に出る回数は少なかったけれど、出た時は必ず活躍していたイメージがあるので今後も期待しています。

―それぞれの「凄い!」と思うところがあれば教えてください。

【全員→眞尾/メイ】自分の中で貫いている何かがあって、他の人だったら満足しそうな時でも満足せずに常に向上心を持っているところが凄いです。チームのことを本当によく考えていて、この慶應というチームを背負っているのだなと感じます。

【全員→武藤/ハク】とても真面目で、周りをよく見ている人だと思います。責任感があって、チームのためにできる限りのことをしようと努力していることが伝わってきます。

【全員→西/リン】自分の気持ちに正直で真っ直ぐなところです。明るい雰囲気が好きで、いつも良い雰囲気を作ろうとしてくれます。私たちがリンみたいになろうと思ってもできないことだと思います。

【全員→ビディンガー/エマ】様々なことに対して自分の感情を大切にしているところです。何より凄いところは、人の立場で物事を考えたり、喜びや悲しみに共感して寄り添ったりしてくれるところです。一緒にいて安心します。あと誰よりも勉強を頑張っています!

【全員→中島/ルイ】誰よりも客観的に人を見ていて、よく分析しているところです。本当に優しい人です!ルイが発する言葉はいつも真っ直ぐで、とても温かくて、信頼しています。

―理想のチーム像はありますか?

【武藤/ハク】今のフラットな良いチームの雰囲気をさらに追求できたらいいなと思っています。

【眞尾/メイ】それぞれが自分の存在意義を理解して、お互いが応援し合えるチームにしていきたいです。

【西/リン】突き抜けてチームを引っ張っていく人が毎回違う人で、全員で切磋琢磨していくチームにしていきたいです。

―見て欲しいプレーは?

【眞尾/メイ】ガードとして周りを活かすパスを見て欲しいです。今後はもっと得点をとっていくので、1対1のスキルも見て欲しいです。

【中島/ルイ】合わせのポジションを確実に取るようにしているので、仲間がドライブに行った時に私の合わせのプレーを見てもらいたいです。プレイヤー目線かもしれないけど(笑)

【西/リン】リバウンドと、速攻で誰よりも走るので注目して見て欲しいです。

【武藤/ハク】リンは皆がきつい部分を誰よりも頑張っている選手だと実感します。私は、要所でのディフェンスです。今後はもっと外打ちを決められるように努力するので、そこも是非見てもらいたいです。

【ビディンガー/エマ】中も外もプレーできるところを見て欲しいです。今後は積極的にスリーポイントシュートも打っていきたいです。

―オフ期の思い出は?

【西/リン】皆で旅行に行ったことです。あと夏のオフ期間で海に行ってスイカ割りをしたことがとても楽しかったです。

【ビディンガー/エマ】オフの思い出というより、毎回のオフで大きなイベント開催しているので、全部思い出です!

【武藤/ハク】1年生の時に行ったディズニーシーもとても楽しかったです!

オフはアクティブに遊ぶことが多いです!以前高尾山に登った時の写真です。

―それでは最後に、今後の意気込みをお願いします!

【眞尾/メイ】背中で魅せること、しっかりとコミュニケーションをとることに加えて、強いチームとして応援されるチームづくりに貢献していきます。

【中島/ルイ】3年生として責任と自覚を持ち、チームに貢献していきます。

【武藤/ハク】今年度は3部リーグ上位という高い目標を掲げているので、沢山コミュニケーションをとって沢山練習を積み重ねながら、良いチームづくりに貢献していきます。

【西/リン】今年は出来る限りチャレンジして、感じたことを周りに発信していくようにしていきます。昨年度よりもチームを巻き込む影響力を持てるように努めていきます。

【ビディンガー/エマ】自分らしさ全開で、誠実かつ忠実にチームとしてのバスケを楽しんでいきます。

【全員】今後も慶應女子バスケ部の応援を宜しくお願いいたします!

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ご覧いただきありがとうございました。今後の3年生の活躍に是非ご注目ください!

前回の2年生対談も掲載しておりますので、併せてご覧ください!