塾高 善戦するも。

県予選第二回戦、アレセイア湘南高校とは72-89で残念ながら敗退しました。しかしながら見た目の点差どおりの試合ではありません。上背でまったく敵わない優勝候補の第一シード校に対し、真正面からぶつかってディフェンスとはかくあるべきという高校生らしい姿を見せつけ、あわよくばという展開にまで持ち込んだ本塾に対し惜しみない拍手が会場中に広がった「記憶に残る」いいゲームでした。

空中戦ではまず届かない高さの相手に対し史上最低のロースコアゲームを仕掛けるべく臨みましたが、開始早々頭上はるか上でプレーされ一気に0-7となり、ようやく3Pが決まったところで3-10と突き放され相手の得点能力の高さにロースコア構想も出ばなをくじかれる。結果的には、この出だしの点差が後々まで響いてしまいました。

1Qはガタイのデカイ相手FWスクリーンをなかなかかわし切れず、スイッチするもミスマッチの瞬間をうまく捉えられてFWにゴール下まで押し込まれリバウンドも2mくんに軽くとられる展開が続き19-27。点数だけを見ると圧倒されているようですが実際の展開は逆。本塾は昨日の湘南高校戦で徹底したDefを思い出しており、この試合でもDefのしつこさは健在。2mくんに簡単にはプレーさせないよう180㎝そこそこのセンター陣が獅子奮迅(と言ってもいいでしょう。必死によく付いてくれました)の活躍で2mくんもイライラ(?)、オーバータイムやオフェンスファールを信じられないくらい連発し会場は騒然。本塾Offは(ゴール下まで行けないので)ミドルの外角で応戦。出だし点差を広げられないで付いていく。

2Qには2mくんから3つめのファールを取りベンチ入りに成功。交替選手は180台後半の上背があるにも拘わらず一気に低くなったような錯覚に。点差も6点差の瞬間あるも今ひとつ詰め切れず15-19、前半で34-46と12点のビハインド。尤も会場はアレセイアが点差ぶっちぎり+ダンクオンパレードを想像していたのか、本塾の鬼気迫るDefとくっついて離れない点差をみてひょっとしたらアレセイアが負ける?という雰囲気。

3Qは2mくんは引き続きベンチ温存。このチャンスに開始早々に本日最少得点差の3点差まで詰める。会場は「ひょっとして、ひょっとすると・・・慶應の底力はスゴイ」感満載。アレセイア側応援沈黙、本塾側はお祭り騒ぎ。応援のOB・父兄方も一緒にコートでプレーしてくれているような感覚で会場全員が慶應の味方!しかし残念、その後は点につながらず追いつけないまま13-17、ここまでで47-63。

4Qは再び2mくん登場するも残り6分まで点差は変わらず一進一退。最後オールコートプレスで勝機を見出しましたが25-26で結局17点差での敗退となりました。実は試合開始早々の一気7点差を除くと相手の点は20、19、17、そして4Qは2mくんオンコートにも拘わらず残り6分までは10点台ペースで十分相手を抑えていました。2mくんのダンクも残り6分まではたった2本に(即ちゴール下で2mくんにパスを通させていない)抑えていました。如何せん、相手がデカ過ぎてOffリバウンドがとれずゴール下シュートも実質不可能のため本塾点数がとれなかったことが敗因でした。

アレセイアはシードゆえの初試合、本塾は昨日の湘南高校との激闘で疲れが、というハンデを物ともせず2mくんを抑えたことはIHに向けてチームに大きな自信となったと思います。IH横浜地区予選は5/10(土)から始まります、ご期待ください。

加瀬(S58、塾高監督)

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