東京六大学リーグ報告

2015年度の最初のイヴェントとなる六大学リーグ戦は、シーズンインから3日目での開幕にも関わらず4勝1敗で本塾が2連覇をかざって好発進となりました。

本日は観戦していないので、初日・2日目の模様を簡単に報告いたします。

◇対 東大

スターター 中島・真木・堂本・サワ・木村

いつもはドタバタの接戦となる東大戦ですが、立ち上がりから2年生トリオのフロントコート陣が躍動。サイズで東大を圧倒し、たちまち20点差をつける。

東大の破れかぶれのプレッシャーを、中島が軽くいなす。怪我に泣いていた中島であるが、体幹もしっかりし4年目にして「群馬の田臥」といわれたらしい片鱗を発揮。スピードも素晴らしく、本当のPGのいない本塾にあって彼が1部の猛者相手に通用すれば貴重な存在となるので、今後の中島に期待してください。

さて試合はサワ・木村は40分出場、ファールトラブルの堂本の代わりには清家を起用。バックコートは途中からは桑原・後藤のコンビをはじめ、藤井・松岡・原・大村・加藤といった試合経験のないメンバーを使いながら、大崩することもなく幸先よく圧勝した。

◇対 早稲田

スターター 福元・西戸・大元・黒木・山崎(哲)

早稲田は倉石氏が勇退?し少しはチームケミストリーが良くなるかと思われたが、この日は山本が欠場し3年でCを務める宮脇は194㎝ながら完全に伸び悩み。さらに昨春一時スタートを務めた本塾木村と同じ京都・山城高校のライバル中川は退部。スポーツ特別推薦で、それはないでしょう。ということで、インサイドがいかにも弱い。前半こそ早稲田PG池田のドライブなどに得点を許し、一進一退。

しかし、3Q途中山崎・西戸に代わりサワ・木村を投入。この2人に加え、黒木という(本塾にしては)ビッグラインアップが功を奏す。サワの(狙った?)バンクの3P等で、スパート。一気に2桁差とする。その後もリバウンドを支配し、早稲田の反撃を許さず連勝。

◇ 対 立教

スターター 中島・真木・堂本・サワ・木村

立教は、このところの強化の成果で昨年も2部の中位。今年も、そのくらいの力はある。それに対し本塾は、主力を温存しての試合。この試合は、堂本がGood。積極果敢にリバウンドに飛び込み、何度となくセカンドチャンスをものにする。こういった飛び込みリバウンドは、本塾に不足している部分だけに彼にも春はまだしも秋には戦力になってくれると、3番ポジションが楽になるだけに頑張ってもらいたい。その堂本の活躍もあり、本塾が優勢。しかし、中島・真木・サワをベンチに下げるとペースは立教へ。後藤の3P、桑原の連続3Pなどで対抗するが、立教もアウトサイドがあたりだし、逆転を許す。4Q本塾は、スターターに戻すが立教のアウトサイドを抑えきれない。残り1分を切り真木の3P、さらにスティールから見せ場を作るがわずかに届かず1敗目を喫した。

敗れたとはいえ、堂本の活躍は大きな収穫であった。

◇ 対 明治

スターター 福元・西戸・大元・黒木・山崎(哲)

明治は、倉石氏と並ぶ大学HCの(うるさい)2大巨頭 ツカチャンが解任され(法政のHCになるという話 そんなのありかしら)、ベンチが盛り上がらない。

試合序盤から本塾が押す。特に、西戸が素晴らしい、DEFではボールマンに厳しいプレッシャーをかけ続け、攻めては数年前のニノ(今や二宮君はトヨタのスタートです)顔負けのドライブ。さらに、ドリブルからのストップジャンパー。1回などは明治のDEFがストップに対応できず、吹っ飛んで行ってしまったほどです。(20年も前になりますがMJはNBAファイナルでDEFのブライヨン・ラッセルを同じように手玉に取り決勝のジャンパーを決めたのを思い出しました・・・古い!)ミスも少なく、今年の西戸はすごいですよ!

黒木もフックシュート、ショートコーナーから弾丸のようなジャンパー、見事なスピンムーブと多彩な攻撃で頼りになります。

しかし、この日のMVPは山崎!!(前日の試合で失望した土田先輩・安永先輩 嘘ではありませんよ)

早稲田戦は頑張った山崎、この試合ではオフェンスもすごい。セカンドチャンス・合わせのプレーだけでなく、後半にはショートコーナー・ペリメーターと3連続でジャンパーを決める。リバウンドも、相手の後ろからもぎ取るなど。20点超2桁リバウンドと(今はリクルートカットですが)、昨年までの髪の毛のように爆発状態。でも決してまぐれではなく、これまでの彼が愚直に努力してきた成果でしょう。(サワ・木村、奮起しないとプレータイムがなくなるぞ!)これが本物(そう信じています)なら、200㎝はいないもののサイズ的にもそこそこ戦えるラインナップとなるので嬉しい大誤算。

試合も終盤メンバーをおとしながら楽勝した。

◆ このシリーズ各チームともいろいろな選手を試しているので、この結果を額面通りに受け止めてはいけませんが、大きく伸びた(オフの間に上手くなるのですかネ?)選手たちがチームを底上げし、チーム内での競争でチームレベルアップに期待しましょう。

S55 本間 安彦

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