入試合格・内部進学体験記 - 体験記分類: 自主応募推薦
2022年度 自主応募推薦入試:河村さくら
学部:文学部
出身校:神奈川県立松陽高校
<志望動機>
私は初めから私立文系の大学を考えていましたが、早稲田大学に通っていた姉の存在の影響から出来る限り上を目指したいという思いで早慶を目指し、その中でも慶應義塾大学文学部を志望しました。文学部を志望した理由は二つあります。1つは、専攻選択が1年次ではなく2年次であるという点です。私は将来やりたいことが明確に決まっていなかったため、専攻を選択する前の一年間で、様々な分野の学びを得ることができる環境にとても惹かれました。もう1つは、『「文(ことば)」によって人と人をつなぐことを目指す』という慶應義塾大学文学部の理念に共感したからです。私は以前から、異文化理解をはじめとする人間同士のつながりに関する社会問題に興味があります。そのような社会問題について、それがなぜ起こるのか、なぜ改善されないのか、そして、どうしたら改善できるのか等、世の中に起こっているあらゆる事象の本質を追求したいと思っています。さらに、様々な価値観や文化的背景をもった人と繋がりたい。そのためには、多角的な視点を総合的に養うことのできるこの大学の文学部でなければならないという考えから、慶應義塾大学文学部を志望しました。
<受験勉強について>
私が自主応募制推薦入試での受験を決めたのは、高校3年生の9月でした。もともとは一般入試の勉強をしていましたが、夏休みに慶應義塾大学を志望校にしたのをきっかけに、自主応募制推薦入試の存在を知り受験を決めました。この入試は大きく分けて書類審査と総合考査(論述問題)の2つの選考により行われます。1つ目の書類考査は志望理由書にあたるものです。ここには、「Q1.高等学校では何に力を入れ、どのような成果を上げましたか。」「Q2.文学部をなぜ第一志望としたのですか。また、文学部で何を学び、将来、どのように生かそうと考えていますか。」といった質問項目が2つあります。限られた白紙スペースで自分の熱意や魅力をいかに伝えることができるかが重要ですが、それを表現するために、私は具体性を最も心がけて書きました。例えばQ2に関しては、ただ「慶應義塾大学文学部のカリキュラムや理念に惹かれた」と書くのではなく、「将来こういった問題を解決したいからこういう活動がしたい。その活動をするためには貴校の文学部でのこういった学びが必要である。」というように、入学したい明確な目的が読み手に伝わるよう意識しました。2つ目の総合考査は、120分間の論述試験と60分の論述試験です。この試験に対する勉強としては、様々な文章を読んで論述時の知識の引き出しを増やすことや、あらゆる形式・内容の文章で小論文を書く練習をしました。練習をする際に、ひとつのパターンだけでなく複数の回答パターンまで考えるようにしていたことで、多面的視点で意見を論述できるようになり、合格につながったと思います。
<バスケ部について>
私は小学校から高校までバスケをやっていましたが、大学では留学をしたいと考えていたため、長期期間での休みを取りづらい体育会には入ろうと思っていませんでした。ですが、早慶戦を観たときに、先輩方が一生懸命戦う姿を見て、また、練習に参加させて頂いた際に「学生主体」による練習で互いに高め合っている先輩方を見て、自分もこの環境でバスケットをしたいと感じるようになり入部を決めました。はじめは大学生活自体に慣れないことも多く不安もありましたが、そういった思いもすべて分かち合える同期や、自分もこんな人間になりたいと思わせてくださる先輩方に恵まれ、体育会女子バスケットボール部に入って良かったなと思うことが出来ています。これから4年間、仲間と目標に向かってひたむきに努力し、ともに支え合いながら過ごしていきたいです。また、慶應義塾體育會に所属している限り、バスケットという競技を通して人としても成長できるよう頑張ります。
2017年度 自主応募推薦:須藤史帆
学部:文学部
出身校:平塚江南高等学校
<志望動機>
私は将来、国際社会に自ら情報を発信できる人間になりたいと思い、大学において深い教養を身につけ、しっかりと自分の意見を持てるように勉強したいと考えていました。
そのため1年次では専攻を決めず、幅広い分野を勉強できる慶応義塾大学の文学部を志望しました。また、本塾の文学部は語学の勉強が充実し、国際社会の中で役に立つ勉強ができると思いました。
慶応義塾大学の学生はレベルが高く、様々な考えを持つ人々の中で毎日刺激を受けながら学ぶことができています。
<受験勉強>
私は、文学部の自主応募推薦で受験しました。この試験は、和文英訳と小論文や要約問題が合わさった出題による入試です。
私は、この中でも和文英訳の対策に力を入れ勉強しました。元々英語が苦手だった私は、英語の基礎を固めるところから始め、英単語の暗記や基本文法を中心に勉強しました。
慶應の和文英訳のレベルは高く、どう訳したらよいか分からない表現だらけでしたが、自分で分かりやすく言い換えていくように意識しました。演習として国公立大学の英訳問題にも挑戦し、自分の使える表現を増やせるように勉強しました。
また、私がこの入試を受けようと決めたのが試験の一か月前で、あまり対策に時間をかけることができませんでした。だからこそ自分なりにこの入試を研究し、効率よく勉強することを意識しました。
一般試験の勉強と並行して自主応募推薦入試の対策をするのは簡単なことではありませんでしたが、限られた時間で集中して勉強をするよう心掛けました。
<バスケットボール部について>
私は入学当初、体育会の女子バスケットボール部に入部しようと考えていませんでした。しかし練習見学に行った際、全員が真剣に練習に取り組んでいる姿勢やチームの雰囲気の良さに魅力を感じました。
そして、高校の時に不完全燃焼で引退してしまった悔しさを思い出し、女子バスケットボール部に入部してもう一度本気でバスケットボールをやろうと決意しました。
体育会に所属することによって自由な時間が減り、周りの大学生よりも負担の多い生活になりますが、大好きなバスケットボールと真剣に向き合い、一生懸命練習できる環境があることはとても幸せなことだと感じています。
もちろん辛いこともたくさんありますが、切磋琢磨できる仲間と高め合う毎日はとても充実しています。