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ブログリレー 新井悠生
2022年8月10日 18:00| Comment : 0
「ラストシーズンに懸ける」 〜憧れの舞台を終えて〜

はじめに
皆様初めまして。私、慶應義塾体育会バスケットボール部4年、並びに経済学部の新井悠生と申します。本年度のチームでは、副将を務めております。
今シーズンは慶應義塾大学体育会バスケットボール部男子にとって、大いなる変革の年でした。新チーム発足時には社会人スタッフの方々が一新し、またバスケットボール三田会の手厚いサポートにより、とても恵まれた環境のもと、チームをスタートすることができました。学生としては、春シーズン/早慶戦優勝、秋シーズン/2部昇格を目標に掲げ、「尽(つくす)」というチームスローガンのもと、生まれたてのチームは走り出しました。
そうして、不安と期待が混じりながら迎えた早慶戦。結果としては早稲田大学に圧倒され、大差での敗戦となってしまいました。チーム力、そして4年生の力の差がもろに出た試合だったと感じています。
今回は、早慶戦を終え春シーズンを振り返り、秋シーズン、そして私の学生バスケに対する思いについて執筆させていただきたいと思います。拙い文章であるとは存じますが、どうぞ最後までお付き合いいただけますと幸いです。
早慶戦を終えて
先述した通り、先日私にとって憧れの舞台だった、最後の早慶戦が終わりました。私は幼稚舎出身ですので、早慶戦は約16年、関わってきたことになります。右も左も分からないなりにただただバスケットボール観戦を楽しんだ幼稚舎時代、大学生の迫力のあるプレーに憧れた中学校時代、そして輝く舞台に魅了され、入部を決めた高校時代。早慶戦はいつの時代も華々しい記憶と共に蘇ってきます。
そして迎えた最後の早慶戦。昨年度も早慶戦には出場させていただきましたが、やはり満員の代々木で迎える早慶戦は、私にとって大きな意味がありました。そこは私が16年間憧れ続けてきた夢の舞台であり、満員の代々木でプレーできたことは私の人生においてとても大きな財産となりました。しかし、早慶戦を終えて私の心に残った感情は、憧れの舞台でプレーできた嬉しさではなく、春シーズンの目標を達成できなかった悔しさ、そして不甲斐なさでした。

チームの再建
早慶戦を終えた私たちは、テスト期間もあり、1ヶ月の自主練期間に突入しました。チームは一時解散となりましたが、4年生の私たちは多くの課題を抱えており、解散している間はありませんでした。春シーズンはチームスローガンである「尽(つくす)」を体現しきることができず、また早慶戦に懸ける想い、4年生の存在感という部分でも早稲田の4年生に劣っていました。秋シーズンに春シーズンと同じ過ちを繰り返さないよう、そして秋シーズンに同じ思いをしないよう、私たちは春シーズンの自分たちの行動を、一つ一つ振り返りました。実際に振り返ってみると、春シーズンの自分たちの甘さが露呈したシーズンでした。練習の完成度、チームとしての組織力、そして4年生としてのリーダーシップ、どれをとっても「勝利」を実現するためには不十分でした。
この敗北感、やるせ無さを払拭し、秋シーズンの目標「3部全勝優勝、2部昇格」を必ず達成するために、そして4年生としてのラストシーズンを戦い切るために、私たちは一からチームを再建することを決めました。4年生として目指すチーム像、学生バスケの意義、ひいては体育会バスケットボール部というチームが社会に存在する意義に至るまで、ミーティングを重ねとことん話し合いました。春シーズンを通し結果が出なかったこともあり、楽しい話ばかりではありませんでしたが、秋シーズンに向けて4年生のあるべき姿、そしてチームとして一つにまとまるために、非常に有意義な時間を過ごせたと感じています。
ラストシーズン
私のバスケットボール人生を振り返ると、本当に苦い思い出ばかり蘇ります(笑)。私は中学校から本格的にバスケットボールを始めましたが、中学・高校共に華々しい結果を残すことはできませんでした。そして大学に入学してからも、1年生の春に早慶戦優勝を達成して以来、悔しい思いをし続けました。そして先日、全てを懸けて臨んだ早慶戦でも結果を残すことはできませんでした。何としても、このラストシーズンこそは最高の結果を出し、みんなで笑って学生バスケットボール人生を終えることが私の今の目標です。
現在、私はバスケットボール人生最後のシーズンを迎えています。まだシーズンが始まって間もないですが、春シーズンとは明確にバスケットボールの強度・チームの雰囲気において変革が訪れていることを感じます。しかし、秋シーズン結果を出すためには、この強度・雰囲気を継続し、チームスローガンである「尽」をチーム全員で体現する必要があります。
私は秋シーズン、個人として「チームで最も尽くす選手になる」という目標を立てました。スローガンをチームで体現する上で、万事において、私がチーム内で最も尽す選手になり、他のチームメイトをリードしたいという思いからです。私は他の選手と比べ、特出したバスケスキルやフィジカルのアドバンテージはありません。しかし、私が胸を張ってこのチームで一番だと言えることが一つあります。それはこのチームを愛する気持ちです。私は誰よりもこのチームが、そして共に戦ってくれる同期、後輩たちが大好きです。今まで何も成し遂げることができなかった僕のバスケ人生ですが、ラストシーズンこそは大好きな仲間たちと最高の結果を出したいです。そのために、今シーズンのスローガンである「尽」を誰よりも体現し、必ず3部全勝優勝・2部昇格という秋シーズンの目標を達成します。
残り少ないバスケ人生ですが、今まで私のこと、チームのことを応援してくださった全ての方々に全力で恩返ししたいと思います。そして最高の結果を得て、来年以降の後輩たちに繋げられるようなシーズンにしたいと考えています。ラストシーズン、妥協なく全てのことに「尽」ますので、応援の程宜しくお願いいたします。

ブログリレー 新井悠生
2019年7月8日 19:08| Comment : 0
入部して感じた体育会バスケットボール部の熱量

はじめに
慶應義塾経済学部1年ならびに体育会バスケットボール部所属の新井悠生と申します。よろしくお願い致します。
今回、私がブログリレーを担当するにあたり入部して間もない私が何を書けば良いのか大変悩んだのですが、入学して約3カ月が経ち、大学生活と部活との両立、また先月の6月22日に行われた早慶戦に触れながら、慶應義塾体育会バスケットボール部について書かせて頂きたいと思います。
大学生活と部活の両立
早いもので入学してから約3カ月が経ち、段々と大学生活にも慣れてきました。
私達はバスケットボール部の一員でありますが、塾生として学業を第一優先に考えて取り組まなければなりません。
早朝からの練習をこなして、昼間は講義、そして夜からはまた練習という学業と部活動の両立が難しいですが、私は今、とても充実した大学生活を過ごしているなと感じます。
現在は、学業と部活動の両立を完璧にできているとは言えませんが、今後は、自他共に認めるような文武両道の体現を目指し、日々精進していきます。
伝統の一戦
私が初めてバスケットボールの「早慶戦」を観戦したのは中学一年生の時でした。
中学生ながらに、会場の雰囲気、観客の声援、選手たちの熱量が普通の試合と異なるとういうことは容易に理解できました。
そして今回、早慶戦7回目にして初めて、 観客ではなく選手 として早慶戦に臨みました。
早慶戦に臨むにあたり、部全体での早慶戦へかける熱量は、私の想像を遥かに上回るものでした 。
打倒早稲田を実現すべく、四年生を中心に学生主体となってスカウティングや戦術を練り、四年生に続いて三年生以下も一枚岩となって、春シーズンの全てを懸けて早慶戦に臨みました。
そして77回目という長い歴史を持つこの伝統の一戦で3年ぶりの勝利を収めることができました。
勝利が決まった瞬間、何事にも変えられない嬉しさが込み上げてきました。本当に心の底から感動し、チーム全員が歓喜に浸りました。
来年以降も伝統の一戦に勝利し、この感動を味わえるよう頑張っていきます。

バスケットボール部について
早慶戦について書いた内容と重複してしまいますが、この部では基本全てのことを「学生主体」で行っています。
大人の方々から言われたことだけを行うのではなく、部員一人一人が自分の役割を考え、チームが勝つ為に何をすべきなのか、チームの為に何ができるのかということを真剣に考え、その役割を全うしています。
私はまだ先輩方に比べ、チームに貢献できることが少なく何をすればチームのためになるかを考えてる最中ですが、今できることを全力で全うし、チームに少しでも貢献できるように死にものぐるいで頑張っていこうと思います。
次回は岩片悠馬(3年生)です!乞うご期待ください!