島本海丸(総合政策・3年・正智深谷)
はじめに
誠に僭越ながら自己紹介させていただきます。私、本年度慶應義塾大学総合政策学部2年、並びに慶應義塾体育会バスケットボール部で選手を務めております、島本海丸と申します。
慶應義塾大学への進学を考えてくださる受験生の皆さんや、既に入塾し体育会へ入部するか迷っている皆さんには、この文章を通じて高いレベルでの文武両道の実現が可能である環境が整っていることを知って頂ければと思います。拙い文章ではありますが、参考にして頂ければ幸いです。
SFCという学部
私は現在総合政策学部(以下SFC)にて日々勉学に励んでいます。講義の種類は多岐に渡り、私も2年間で文理に捉われないユニークな授業を履修してきました。その中で私自身が感じたSFCの真の魅力は、SFCが「社会の要請に対して迎合していく場ではなく、社会そのものを疑う姿勢を見つける場である」という点です。SFCは一見最先端のことを常に行なっている場のように見えます。しかしその裏には、「常に既存の枠組みを疑い、問い続ける」というある種社会の流れとは逆行する理念を持った学生や教員が多数在籍します。この疑い、問い続けるという姿勢こそSFC最大の魅力であると私は感じます。
長谷部葉子研究会/離島プロジェクト/個人研究
私が現在所属する長谷部葉子研究会もまた、地域や教育、コミュニケーションといった一見時代の流れに逆行するような観点からソーシャルトランスフォーメーションについて考察し、実践しています。私が所属している離島プロジェクトは、鹿児島県熊毛郡屋久島町口永良部島を拠点にしています。フィールドワークを通じて支配的現実を内省し、それをもとに社会における各人の興味分野について考察し、発信するといった活動を行なっています。個人研究では教育について学んでいます。島での気付きや学びを土台に、小学校や保育園でフィールドワークを行ない、実践での学びを理論と組み合わせ論文を書くための準備を日々行なっています。
部活との両立について
研究内容的に実際にその場所に赴き長期間滞在することが必須条件になることが多いです。しかし、期間を調節することで部活動と研究活動の両立を実現しています。例えば部活動がオフシーズンに入る7月や、12月から1月には長期滞在を行うことができます。また、研究活動以外にも取りたい講義を取ることや、研究室に所属すること、それ以外のコミュニティーで活動することは本人のやる気と工夫次第で可能です。
おわりに
拙い文章ではありましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。 私自身もそうですが、慶應義塾大学という場に身を置いている以上、「やり残した」という後悔を持ったまま卒業したくない、という熱意を持った部員が多く所属しているのが弊部の特徴です。勉強、バスケットボールともに常に高いレベルを追い続ける体育会バスケとボール部にて、皆さんと切磋琢磨できる日を楽しみにしています。