こんにちは。慶應義塾大学環境情報学部4年ならびに体育会女子バスケットボール部の中島花(CN:ルイ)です。宜しくお願い致します。拙い文章ではありますが最後までお付き合いいただければ幸いです。
先日、異例の状況下で行われた東京オリンピックが閉幕しました。オリンピックの開催について賛否両論あったかと思います。しかし私にとっては暗いニュースが続く中、明るい光を与えてくれるアスリートの姿に感銘を受けた大会でした。様々な競技を通してスポーツマンシップとは何か改めて考えさせられるきっかけとなりました。
今大会でアスリート全員が口を揃えて言っていたことがあります。
それは東京オリンピックを開催したこと、そして応援してくださっている方々への感謝です。
表彰台に上がることが出来なかった選手も思い思いの感謝を言葉にしました。1年の延期に耐え、再度出場資格を獲得した選手の覚悟は計り知れない程大きかったと思います。本来であれば、自国開催ならではと言える観客の声援で会場が熱気に包まれるはずでした。しかし無観客になり、家族でさえ実際に応援にいけないもどかしさもあったと思います。それでも試合後のインタビューでは必ず支えてくださった方々への感謝を伝えていました。
また、様々な競技の中で印象に残る場面が多くありました。一つは、「フクヒロペア」のバドミントン女子ダブルス準々決勝で日本が中国に敗れた試合直後、中国の選手が怪我をしながらも試合に臨んだ廣田選手に駆け寄って心配していた場面です。勝利した瞬間に対戦相手の元へいき、心配できるその行動に感動しました。
もう一つは、女子200m平泳ぎで南アフリカのスクンマーカー選手が世界新記録を出した時のことです。南アフリカとアメリカの選手4人で抱きしめ合って喜ぶ姿はとても印象的でした。互いに敬意を払い、相手の結果に涙できる姿に心を動かされました。
最後に、柔道73キロ級で金メダルを獲得した大野将平選手の姿勢です。畳に深くお辞儀をして敬意を見せる姿や、インタビューの際に批判を受け入れながらも誰かの心を動かせれば光栄だと堂々と答えた大野選手はアスリートの鏡だなと思いました。
私はこの17日間のオリンピックを通してスポーツマンシップの美しさを改めて感じることが出来ました。感謝を忘れることなく、自分が出せる全ての力を出して奮闘する姿、同じように辛い道のりを越えてきた対戦相手に敬意を払う姿を見て、これがスポーツマンシップだと強く感じました。
先が見えないパンデミックの最中で体育館を貸していただき練習ができること、公式戦を開催しようと試行錯誤してくださっている方々がいることを決して忘れず、感謝を胸に1日1日の練習に励んでまいります。
そしてリーグ戦を開催することが出来た時、対戦相手や審判に敬意を払い、自分たちが出せる最大のパフォーマンスで「2部昇格」と言う目標に向けて突き進んでいきますので、引き続き慶應女子バスケットボール部の応援を宜しくお願い致します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は法学部政治学科3年の森谷日向子(CN:ダイ)です!お楽しみに!