変われる環境 −西 理奈

慶應義塾體育會大学女子バスケットボール部及び法学部政治学科3年の西理奈と申します。

慶應に入学してからの身の回りの環境の変化や、自身の生活の変化について述べていきたいと思います。慶應義塾體育會への所属を考えている方の参考になれば幸いです。

慶應義塾大学へ入学してから、私の生活は大きく変化しました。

その変化の理由としては、親元を離れ一人暮らしを始めたことと、體育會へ所属したことが挙げられます。

身の回りの環境の変化としては、当たり前のことですが、自分のことは自分でしなくてはならなくなったことや、視野の広さや発信力を求められ、そして常に刺激をもらえる環境に身を置けることになったことです。また、環境の変化に付随して、生活も環境に合わせたものになりました。

一人暮らしを始めたことよる変化

まずは、前半部分について述べていきたいと思います。

一人暮らしをすることで、いかに今まで周りの人に甘えて生活してきたかを痛感しました。

また、親元を離れることで、自身の行動の責任の所在を明らかにし、自己管理の大切さも同時に考え直すことができました。

上京したての頃は、生活リズムが崩れがちになり、食事も簡単に済ませられるもので終わらせていました。

しかし、女子バスケットボール部への入部以降は、翌日に疲労を残さないためにできるだけ早く寝ることや、栄養バランスを考えて食事を取ることを意識して生活するようになりました。

実際、夜は出来るだけ早く寝て、翌朝はシューティングに行くために毎朝同じ時間に起きるため、1限から授業に行くことができ規則正しい生活ができています。また、食事面に関しても、1日3食は必ず食べるので、健康的な生活を送ることができています。

ひとり暮らしを始めてからまだ2年しか経っていないですが、自己管理能力は上京してくる前よりついたのではないかと思います。

部活に入っていなければ、規則的で健康的な生活を意識して送ろうとしないと思うので、今年から一人暮らしを始める人にこそ體育會への所属をお勧めします。すべての責任の所在が自分にある環境は、生活を規則正しく健康的なものにしました。

體育會へ所属したことによる変化

次に後半部分について述べていきます。

高校時代にも部活はしていたため、確かに視野の広さや発信力を求められる環境ではありましたが、部員の多さから、部員全員がそれらを求められるということはありませんでした。

しかし、慶應義塾體育會大学女子バスケットボール部では、学生主体で練習が行われるため、それらを全員に求める環境がありました。それまでは、私自身自ら率先して動いたり、発言するタイプではなかったのですが、主体性を持って動くことを意識するようになりました。

求められている水準に達しているかは分かりませんが、入部当初よりは、視野を広く持ち、自分から発信することができるようになったと思います。

いつも一緒にいる同期

また、大学に入り新しいコミュニティーに身を置くことで、自分には無い考え方を持った人や、様々なバックグラウンドを持った人、何かに打ち込んでいる人などに出会うことができます。そのような人を友達に持つことで、常に彼らから刺激を受け、自らに反映することが出来ます。

私の周りには體育會に所属している友人が多いのですが、彼らが部活で結果を残していたり、頑張っていることを聞くと、自分も負けてられないなと鼓舞させられます。

周りに刺激されることで自分を見つめ直したり、周りのことを考える機会がとても以前に比べ増えたと実感しています。

周りにいる體育會の友人達

大学入学と女子バスケットボール部への所属以降、身の回りの環境は大きく変わり、それに伴い生活はより自分にフォーカスを置くものに変わりました。

個人にどのような変化が起こり、どのように個人が成長していくかは分かりませんが、慶應義塾體育會に所属したことで、周りから良い影響を受けていることは自信を持って言えます。

大学生活で自分に変化を与えたい方は、體育會という選択肢があることを、頭の隅に置いていただければ幸いです。