『チームの中の小さなチーム』(活動日誌) -川俣乃英

こんにちは。慶應義塾大学商学部3年ならびに体育会女子バスケットボール部の川俣乃英(CN:シキ)と申します。この度、活動日誌の第18弾を務めさせて頂くことになりました。よろしくお願い致します。

さて、今回私は、女子バスケットボール部のひとつの伝統でもある「たてわり制度」についてお話ししたいと思います。

たてわり制度とは、各学年何名かずつが集まってできた学年の枠を超えたグループのことです。現在私たちの部には4年生5名をリーダーとして、5つのたてわり班が存在しています。たてわりは主に、部員全員でミーティングをする際に、班ごとに話し合ってから出た意見を全体で共有するといった形が取られるなど、チームの中の下部組織的な役割を果たしていると共に、たてわりのメンバーでご飯に行ってバスケに限らずプライベートなことも含めた様々な話をするというように学年を超えたコミュニケーションの場ともなっています(最近は感染防止のためあまり開催できていませんが…)

コロナウイルスの影響で練習ができなかった期間にも、班ごとにZoomを共有して昨シーズンの試合のビデオを見るなど、たてわりを大いに活用していました。また、テスト期間中にたてわりメンバーで一緒に自主練をしていた班や、交換ノートを回している班、共有日記をつけている班など、班ごとに様々な活動が行われています。

私はルイさん(環境4/中島花)の班に所属しているのですが、たてわりのメンバーで集まる機会を多く作ってくださっているおかげで、今では学年は違えど何でも気軽に話せる仲となっています。

あるオフの日にはルイさんが車を運転してドライブに連れて行ってくださり、海岸でたくさん写真を撮ったり、車の中でゲームをしたりと最高に楽しい1日となりました!また、トーナメント戦や早慶戦の前には、個々人の1週間の目標を共有し、週の終わりにミーティングを行って各自の目標の振り返りを発表した後に、それに対して他の人がフィードバックするということを行っていました。これにより、たてわりメンバーのプレーを目標を理解した上でより注目して見るようになったことで、自然と以前よりも他の人に目を向けられるようになっただけでなく、私自身目標をより意識して練習に取り組めるようになったと感じています。さらに、目標を立てて練習に臨むことの習慣化にもつながり、現在はたてわりで毎週ミーティングを行うことはしていませんが、それでもなお自分の中で毎練習目標を立て、練習の開始直前に頭の中でその日の目標を思い起こしてから練習に臨むことを個人的に継続しています。

このように、たてわり制度は私達チームの学年を超えた仲の良さ、強固な結び付きを生み出しており、それがチーム全体としての一体感に繋がっていると感じています。また、班ごとの活用方法にもよりますが、個々人が思考面で成長するきっかけを与えてくれるものでもあると私は考えています。私にとってたてわりとは、まさに「チームの中の小さなチーム」のような存在です。

来シーズンには私の学年が最上級生となり、たてわりを動かしていく立場になるため、今まで見てきた先輩方のまとめ方を参考にしつつ、新たな活動も取り入れて、たてわりを最大限有効活用できるよう頑張りたいと思います!

拙い文章となりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回は、商学部4年のビディンガー美亜(CN:エマ)です!お楽しみに!