私の座右の銘 -野本美佳子

「コントロールできる部分に集中する」

コアからバトンを受け取りました、慶應義塾大学総合政策学部4年並びに体育会女子バスケットボール部の野本美佳子(CN:ユズ)と申します。コアとは、彼女が高校2年生の冬、慶関戦の応援に来てくれた際に2人で写真を撮りました。その写真は今でも宝物のように大切にしています。そこから約2年経った今、一緒にプレーすることができていてとても感慨深いです。

では本題の私の座右の銘は、「コントロールできる部分に集中する」です。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

私は、昨年の12月にパニック障害との診断を受け、そこから4ヶ月ほど部活を離れて、休養していました。現在は治療がほとんど終わり、それまでの日常と変わりない生活を送ることができています。

パニック障害と診断される前の私は、周囲を気にしすぎる性格で、自分が起こす行動で周りの人がどう感じるか、自分がどう評価されるか、という部分を無意識に考えて行動していました。その考え方が、直接発作の引き金になったとは言い切れませんが、そういった考え方が少なくとも私の人生を生きづらくしていました。

治療期間中、尊敬する先輩に話を聞いていただきました。私の性格をよく知るその先輩は、「コントロールできる部分に集中すればいい」とアドバイスしてくださいました。そこからは、自分がその時できることに集中し、周りからの評価は勝手についてくるものだと割り切って考えられるようになりました。

この言葉はバスケットボールにおいても私を支えてくれています。大学から、学生主体という今までとは異なる環境になり、上手くいかないことも多くありました。その度になぜできないのだろうとネガティブな気持ちになっていました。しかし、治療期間を経た今は、この言葉を胸に、今できることに集中し、できないことをポジティブに捉えて改善につなげられるようになりました。治療に専念した4ヶ月間は空白の時間ではなく、私の人生に大きな気づきを与えてくれた期間となりました。

皆で団結して2部昇格を目指す

来週末からリーグ戦が開幕し、今年度の目標として掲げてきた「2部昇格」への挑戦が始まります。このチームの集大成として、今まで支えてくださった方々に恩返しできるよう、精一杯頑張りたいと思います。

今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

拙い文章となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。次回は、パワフルなプレーで相手を圧倒する、環境情報学部の網野梨加(CN:ケイ)です。お楽しみに!