入試合格・内部進学体験記 - 体験記分類: 指定校推薦
2022年 指定校推薦入試:吉田千里
吉田千里
学部:理工学部
出身校:田園調布雙葉高等学校
<志望動機>
私が慶應義塾大学理工学部を志望した理由は入りたい研究室があるからです。私は将来、スポーツアナリストになるのが夢です。その夢を叶えるため、スポーツの映像解析を行なっている青木義満教授(電気情報工学科総合デザイン工学専攻)の研究室に入りたいと思うようになりました。慶應義塾大学の理工学部は1年次に学科に分かれておらず、さまざまな分野に進む人が同じクラスで同じ勉強をしています。私にとってそのような環境も魅力の一つでした。大学生活を通して、将来やりたいことが変わったり、興味のあるものが変わったりすることは十分にあると思うので、一般的な理系科目を1年次に必修科目として学べるのはとても有意義なことだと思いました。実際、今同じクラスの女子達は、化学系に進む人が多いです。この環境で勉強することは大変なこともありますが、将来の選択肢を広げ、じっくりと自分が何をしたいのか考えることができるとても良い時間です。
また、高校時代からの先輩から慶應義塾大学の体育会バスケットボール部についてのお話を伺っていたことも、本塾を志望した理由の一つです。とてもいいチームだと普段から伺っていたので、バスケを続けるなら是非その環境でやりたいと思いました。学生主体のバスケ、能動的なバスケというものに強く惹かれました。ちょうど、指定校推薦もあり、第一志望校として慶應義塾大学理工学部を目指しました。
<受験勉強>
私は指定校推薦という入試方法で受験しました。私の高校には慶應義塾大学理工学部の枠が2枠あり、いくつかの条件のもと出願できるようになっています。指定校推薦で一番重要なのは高校3年間の評定平均です。基本的には評定平均のみで校内の枠を獲得できるかどうかが決まります。私は高校3年生まで指定校推薦を取ろうとは思っていませんでした。しかし、第一志望校が指定校推薦にあるのならとりあえず出願してみたらどうかと先生に勧められ、指定校推薦にチャレンジしようと決めました。私は高校2年次までの評定平均で出願できそうだったので、高校3年生の1学期の定期試験を評定平均を下げないよう、頑張りました。それと同時に指定校推薦が取れなかった場合に備えて、予備校に通い、一般入試の対策も行いました。指定校推薦をを目指している人の中には、学校のことしかやらない人がいたり、一般入試に向けて学校のことを何もやらない人がいたりしますが、私はどちらもしっかりやるべきだと思います。あくまで私個人の見解ですが、どちらもやっていてマイナスなことは絶対にありません。学校の勉強は、頭のいい友達とするようにしていました。一人では勉強する気が起きなくても放課後に学校で友達とやるとなると勉強せざるを得ない環境になります。また、わからないことがあってもすぐに人に聞くことができる環境はとても勉強がはかどりました。
<バスケ部について>
2年上に中学・高校時代の先輩がいらっしゃり、このチームの良さを前々から伺っていたので、頭の片隅には是非そのチームの中でバスケがしたいという気持ちがありました。しかし、理工学部に入学したこともあり、勉強との両立が不安で少し迷っていました。どうせバスケをするなら体育会でやりたい、でも大学生活を無事に送れるのか、と葛藤していましたが、決め手となったのは、理工学部の先輩方の存在です。先輩方は理工学部の勉強と練習をしっかり両立されており、そんな姿を拝見して頑張れば無理なことはない、と心を決めました。
いざ入部してみると想像以上に忙しいこともありましたが、それよりも楽しい、充実している、と感じることの方が断然多いです。同じような意識、考え、目標を持った仲間がたくさんいるこの環境はとても居心地が良く、勉強から離れてリフレッシュする場にもなりました。学生主体のバスケとはどんなものかとドキドキしていましたが、皆で意見を言い合い、より良くするためにはどうしたら良いか真剣に話し合う先輩方の姿に強く憧れを抱きました。今、その中の一員となれていることにとても喜びを感じています。高校までと違って、頭を使わなければいけないことも初めは大変でしたが、今では楽しみに変わりました。新しい環境の中、何かに打ち込めるというのは本当に幸せなことだと実感しています。これからも体育会の一部員としてより一層成長していきたいと思います。
2020年度 指定校推薦:阿部七奈子
学部:商学部
出身校:都立三田高校
<志望動機>
私が慶應義塾大学を志望した理由は2つあります。1つ目は、自分と向き合い、更に成長していくうえで最適な場であると考えたからです。高校生活を送る上で、常に文武両道を意識して生活していました。それを継続させ、大学生活において更に磨きをかけるために自分に必要なことを考えた結果、慶應義塾大学が最適な場であると思い志望しました。慶應義塾大学は学生のレベルも高く、受験当時は不安な気持ちもありましたが、その中で刺激をもらい努力していくことが、自分が成長するうえで最も良い道であると考えました。
2つ目は、慶應義塾大学の「独立自尊」の理念がとても印象に残ったからです。自他の尊厳を守り、何事も自分の判断・責任のもとに行うことを意味する「独立自尊」の精神に魅力を感じました。
また私が商学部を志望した理由は、本学部の基本理念にあるように、経済社会現象に対する自主的関心と豊かな発想をもって体得した商学の知識を積極的に問題解決に適用し、社会に貢献していきたいと思ったからです。本学部で学ぶ知識は、将来様々な分野で生かすことが出来ると考えています。
<受験勉強について>
私が指定校推薦を意識し始めたのは、高校3年生からです。
それまでは、毎回の定期試験において、学年順位で1桁をとることを目標に試験に臨んでいました。試験期間に限らず、普段から通学時間を利用して英単語や暗記科目を学び、理系科目は試験前に多めに時間をとって問題集を何周も解いていました。ひとつひとつを深く理解しアウトプットできるようにすることを意識した予習・復習の積み重ねが自分にとって最も良い勉強法だと気づき、継続することで結果が伴ってくるようになりました。この勉強法を確立するうえで最も大切なことは、生活リズムを崩さないことです。徹夜で勉強したり、睡眠時間を無理に削ったりすることはせず、決まった時間内でいかに集中し、質の良い学習ができるかということに重点を置きました。
受験日が近づくにつれて、学年全体に緊張感が増していくなか、自分は指定校推薦という形で慶應への合格が決定していました。しかし、センター試験を受けることは決まっており、それまで積み重ねた学習を無駄にせず自分のベストを尽くすために、気を緩めず周りの皆と同じように朝・放課後は学校で勉強を続けていました。センター試験本番は思うようにいかない部分もありましたが、自分自身やりきったと感じたので。これらの経験は自分にとってとても大きな財産となっています。
<バスケットボール部について>
私は小学4年生の頃にバスケットボールを始め、中学・高校とバスケを続けてきました。
中学時代は毎日部活があり、バスケ中心の生活を送っていました。自分のバスケの基礎は中学で培われたものであると思います。中学3年間を過ごし、高校からは新たな環境でバスケを楽しみたいと思い、都立高校への受験を決めました。私の通っていた高校では、体育館を使える回数が少なく、思うように練習ができない時期もありました。しかし、そのような環境のなかで、どうすれば勝つことが出来るのか、どうすればチームメイトのモチベーションを高められるか、ということをキャプテンになってから常に考えるようになり、更にバスケの奥深さや楽しさに気づくことが出来ました。
それらをさらに追及するためにも大学でバスケを続けたいという思いがありました。やるからには真剣に、自分にとって価値のある4年間にしたいと考え、体育会バスケットボール部への入部を決めました。
現在は、入学前に練習体験をした時から感じていたチーム練習の雰囲気の良さや、学年関係なく発信し合い全員で練習を作り上げていくチームスタイルのなかで、充実した生活を送っています。
これから多くの時間を共に過ごす仲間と切磋琢磨し、互いに高め合いながら充実した4年間を過ごしたいです。
2017年度 指定校推薦:足立はな
学部:法学部法律学科
出身校:聖心女子学院高等学校
<志望動機>
私が、慶應義塾大学の受験を決めたのは、「社中協力」という理念に強く感銘を受けたからです。家族・親族に塾員が多数いた私は、幼い頃から慶應という環境に馴染みがありました。その中で、卒業から何十年が経過しても何かあれば学年・学部の壁を超えて互いに連絡を取り合う「社中協力」の精神を目の当たりにし、その繋がりの強さに魅力を感じました。
そこで、私自身も今後の人生を大きく左右するであろう4年間の大学生活を、このような強固な人間関係の中で過ごしたいと感じ、本塾の受験を決意しました。
そして、法学部法律学科を志望したのは、法律に強い関心を持っていたためです。私は、以前より「ことば」に興味があり、ことばと人間の関係について考えている中で、いわゆる成文法と言われる「ことばを用いた文章の形態で定められる法律」に関心を抱くようになりました。
ことばを使って明確にするからこそ、その意味内容がわかりやすくなる一方で、ことばにはやはり一定の限界があり、かえって指し示す範囲が曖昧になり、様々な解釈上の問題が現れます。この難しさについて、私は強く関心を持ちました。
そして、人間社会のあらゆる規則・規範となっている法律こそ、ことばと人間の関係を強く表しているのではないかと考えるようになり、ことばを用いて定められるが故に法律が抱える問題や奥深さについて深く知りたいと感じ、本学科を志望しました。
<受験勉強>
私は、最終的には指定校推薦で入学しましたが、FIT入試・一般入試も視野に入れていたため、その勉強も同時に進めていました。
FIT入試の勉強としては、主に小論文の過去問を解いていました。その過程で、問題のテーマに関連する時事問題や日本史・世界史の知識を身につけ、2次試験の面接やディスカッションの対策も進めるよう努めていました。
また、一般入試に向けた勉強は、英語にも力を入れていました。英語の語学試験を定期的に受けることでモチベーションを高めながら、自分で計画を立てて単語の暗記や長文読解演習を行っていました。
そして、指定校推薦のためには学校内での学業成績が重要なので、学校での勉強を疎かにしないよう日々授業の予習復習を欠かさずに行っていました。
私の高校では、部活の引退が高校3年生の8月末と遅かったため、部活動と勉強の両立は容易ではありませんでしたが、登下校中などの隙間時間を利用して勉強を進めていました。
<バスケットボール部について>
私は、中高6年間バスケットボールに打ち込んできた中で、チームスポーツでしか味わえない、仲間と互いのミスをフォローし合い、共に勝利を目指す楽しさを強く感じました。
また、バスケットを続けるなら遊び・趣味程度ではなく、本気の仲間と共に本気でバスケットに取り組みたいと感じていたため、伝統ある慶應義塾體育會のバスケットボール部への所属を検討していました。
しかし、私の通っていた高校では練習が週に2回しか出来ず、決して客観的に見て強いといえるチームではなかったため、體育會の厳しい練習についていくことができるか?正直とても不安でした。
そのように悩んでいた折に、大学の練習を見学・体験させていただき、バスケットに真摯に向き合う先輩方の姿に強く感銘を受けました。練習中には学年の壁を超えて互いに厳しく指摘し合うことでより良いチームを目指しつつ、練習外の時間にはとてもアットホームな雰囲気で和気藹々とコミュニケーションをとる合う姿に、非常に魅力を感じました。
そこで、やはり私もこのような充実した環境、本気でバスケットに取り組む仲間の元でバスケットを続けたいと強く感じ、入部を決意しました。
中には、「大学生のうちにしかできないこと」としてアルバイトや留学・遊びなどを満喫するべきだと考える方もいらっしゃると思います。しかし、私は同じ志を持つ仲間とともに勝利を目指して必死にスポーツに取り組むという経験こそ、学生のうちにしか体験できないことではないかと感じています。
もちろん、一定程度の時間的拘束はあるかもしれませんが、バスケットボール部で過ごす4年間は、きっと卒業後社会に出てからの私自身の糧になりうる、とても充実したものになると信じています。
2017年度 指定校推薦:白藤優果
学部:理工学部
出身校:東京学芸大学附属高等学校
<志望動機>
私が大学選びで大切にしていたことは、興味ある都市工学について学べることでした。しかし、いざ自分の希望を満たす大学はどこかと探しても、なかなかその決め手はありませんでした。志望校が定まらないまま参加した理工学部のオープンキャンパスで、都市と交通を数値化し分析するというオペレーションズリサーチを用いて学べる環境が、慶應義塾大学には整っていると知り私は強く惹かれました。
また、「視野を広くもって特定の分野で優れる」という学科理念に感銘を受けました。それは、理工学の知識のみならず、人間工学や社会情勢など様々な視点から専門分野について学ぶことができるからです。これらを踏まえて、わたしは慶應義塾大学を志望しました。
慶應義塾大学理工学部は、1年では色々な視点から物事を学び、どのように学びたいか明確にしたうえで2年進級時に所属する学科を決定することのできる点も、魅力であると考えています。
<受験勉強>
私は、初めは国立大学志望だったのですが、指定校推薦という選択肢も捨てたくないと思い、高校1年生の頃から学校の定期テストには力をいれて取り組んできました。受験のための勉強と定期テストのための勉強を両立させることは大変でした。
受験には必要のない地歴の勉強は、家で勉強時間を割かないように通学時間内で終わらせるよう心がけていました。
そして、家では受験に必要な理系科目に多く時間を割けるようにして、理系科目の問題は、定期テストの問題と大学受験の問題を絡めて考えるよう心がけていました。「解いて復習する」を繰り返し行い、間違えた問題は、解答を見て覚えた解法をきちんとアウトプット出来るように、2回正解するまで何度も解き直しました。
<バスケットボール部について>
私は高校時代、怪我をしてしまい思うようにプレーが出来ず悔しい思いをしたため、もう一度全力でバスケットボールに取り組みたいと思い、大学に入ってからもバスケットボールを続けると決めていました。
大学選択は、自分のやりたい専門分野を学ぶことができ、かつ強豪校出身者でなくても入部できるバスケットボール部があることに重きを置いていました。
慶應義塾大学は、その両方がそろったとても良い環境であると思いました。入部体験に行った際に、選手主体で一人一人が考えて練習に励んでいる姿にとても魅力を感じました。
体育会に入れば、多くの時間を部活動に費やすため自分の時間は少なくなります。しかし、その分かけがえのない切磋琢磨しあえる仲間ができます。また、今後生きてく上で、自分の強みとなる唯一無二の経験が積めると思います。
2015年度 指定校推薦: 井ノ本雅子
学部:商学部
出身校:四天王寺高等学校
<志望動機>
慶應義塾大学に入れば、自分の視野と可能性を最大限に開拓できると考え、志望しました。
私は将来、国際的な環境に身を置き、様々な国の人の役に立ち、そして感謝される人間になりたいという夢を持っています。とはいえ、これは漠然とした目標であり、正直なところ実現する方法をまだ一つに絞ることができていません。自分はこの先どんな道を歩むのだろう?何に向いているのだろう?あらゆる可能性を考慮した上で、自分にとっての最適な解を見つける為、行き着いた先が慶應義塾大学でした。
私学最高峰の大学であり、三歳年上の姉が通う大学でもあります。「すごい人いっぱいやで!毎日周りから刺激を受けている」姉から聞く大学生活に魅了され、私もそんな「すごい」仲間のエネルギーに揉まれながら、自分を確立していきたいと思いました。
<受験準備>
指定校推薦は、高校3年間の成績だけでなく、学校での生活態度も重要視されます。私は常に「効率」を心掛けていました。私の高校では、部活に所属しない人が多数です。放課後、部活のある私は、他の人よりも勉強時間が少ないため、家での学習はもちろん、通学時間も有効に使うことを自分のルールにしました。例えば、電車に乗っている間に「英単語を20個覚える」等、毎回目標を定めてできることを行っていました。
また、勉強以外の時間は、しっかりと休憩してうまく切り替えるようにしました。生活リズムを崩すことなく、部活と勉強のどちらも充実させたことは、自分の一番の強みになりました。
<バスケットボール部について>
慶應義塾体育会女子バスケットボール部は、文武両道をモットーに目標に向かって日々切磋琢磨しています。大学では、「真剣にバスケットボールに取り組みたい」と考えていた私にとって、この事は大変魅力的でした。
入部するにあたり、「親元を離れて体育会に所属することなんて果たしてできるのか?」という不安もありましたが、同じように上京された先輩方がいらっしゃることや新しい環境に慣れるまで待っていただけたことで、入部する決意が固まりました。
学業に部活にと忙しい毎日ですが、互いに高めあえる仲間と大好きなバスケットボールに打ち込めることは、私の大学4年間を非常に充実させてくれると確信しています。
2014年度 指定校推薦: 光田美波
学部:法学部政治学科
出身校:岡山朝日高等学校
<志望動機>
私は将来、地域社会や地方政治といった観点から、何らかの形で日本の未来に貢献したいと考えています。そのためには、世界で通用する知識や専門性を身に付け、自分自身で考え時代を切り拓く力をつけていくことが必要になると思いました。
慶應義塾大学法学部は、第一線でご活躍されている教授方の講義を受講し、実践的な知識を身に付けられる最高の環境です。更にその中でも政治学科は、幅広い教養を身に付けられるカリキュラムが非常に充実おり、自分の将来につながると感じ志願を決定しました。
現時点では将来像が具体的に絞れていない私にとって、政治学科は自分の可能性を広げることができる場であると感じたことも志望の大きな要因です。
<受験準備>
まず初めに、受験準備をするにあたって大切なことは、「自分の行きたい大学がどの大学なのか?」明確にすることだと思います。そのためにオープンキャンパスを利用し、大学の雰囲気を直接感じ、先輩の生の声を聞くことが大切です。
指定校推薦の権利をもらうためには、「在学している高校の代表生徒」としての自覚を忘れてはいけません。1年生からの継続した学習はもちろんのこと、委員会活動や部活動で学校に貢献し、「常にみんなのお手本になる努力」が必要です。
学習面では、課外活動がある分、授業外での勉強時間を長時間確保することが難しいため、まず授業を集中して受け、その時間を充実させることに努めました。また、授業内での理解度を高めるため、次の日の予習は欠かさずに行っていました。
その上で委員会活動と部活動に一生懸命取り組み、両立させていたことが大きなアピールポイントとなりました。
また、面接や小論文に備えて普段から社会問題に目を向け、自分の考えや意見をまとめておくことも大切です。
<バスケットボール部について>
私は、高校の部活動で完全燃焼できなかったこともあり、大学ではバスケットボールを続けると決めていました。入学前に練習を見学し、チームの団結力やバスケットボールへのひたむきな思いを感じ、私もこのチームの一員になりたいと強く思いました。
慶應義塾体育会女子バスケットボール部は、3部昇格という目標に向けて互いに切磋琢磨しながら日々練習に励んでいます。また「文武両道」をモットーにしており、授業を優先し限られた時間を有効に使えるよう心がけています。
体育会に所属することは、想像をはるかに超えるほど大変で、辛いこともたくさんあります。しかし、同じ目標に向かって毎日汗を流し、喜びや苦しみを共有する仲間は私の大学生活を彩ってくれる最高の財産だと感じています。
2008年度 指定校推薦: 藤木 譲
学部:法学部政治学科
出身校:國學院久我山高等学校
<志望動機>
私は、世界史や日本史を学んでいく中で、各国・各時代の政治史に大変興味を持ち、さらなる探求のため、日本の政治学科の中で最多の教員数と科目数を誇る本塾の法学部政治学科で学ぶことを希望しました。
将来は、今日の生活には欠かせない法律や経済と密接している政治学の知識を生かした仕事、特に「政治ジャーナリスト」になることを目指しています。
本塾の法学部政治学科は、法律学科と政治学科の垣根が低く、両学科の幅広い分野について学ぶことができ、さらに「研究会」では特定の専門分野での深い知識を習得できるため、私にとって最高の学問追求の場であると考えました。
また、私はずっと「文武両道」の実践を目標にバスケットボールに取り組んできたので、大学でもチャレンジしたいと考えていました。本塾のバスケットボールは、選手の個々の能力はもとより、組織力も非常に高いレベルにあり、日本一を目標とする本塾の環境で、ぜひバスケットボールがしたいと思い志望しました。
<受験準備>
指定校推薦制度は、高校3年間の成績によって推薦されるか否かが判断されるため、3年間を通して継続的に勉強をすることが非常に大切です。
私の場合は、毎日部活動の練習があり学習時間が取れない中、日々の授業をしっかりと聞き、その日のうちに必ず復習するなど、日々の努力を怠ることなくしっかり学習することを実行してきました。
また小論文では、社会問題についての意見を聞かれることがあるので、日ごろから新聞などに目を通し、それに対して自分の意見を持つようにすると良いと思います。
<バスケットボール部について>
私が、慶應義塾体育会バスケットボール部に入部して感じたことは、全員が勝利への強い執念を持っているということです。
それは、今年のスローガンである「勝利至上」という言葉の下に選手はもちろんのこと、熱心にご指導してくださる監督やコーチをはじめとするスタッフの方々、試合の度に応援に駆けつけてくださるOBの皆さんなど、多くの方々が一丸となっています。
また、練習は週に6日と多く感じられますが、あくまでも学業が優先されるため、大学でも文武両道を実践したい学生には、とても充実した生活が送ることができるでしょう。
2008年度 指定校推薦: 店橋 彩
学部:法学部政治学科
出身校:長岡高等学校
<志望動機>
私は将来、国際社会で活躍する仕事に就き、社会貢献を果たしたいと考えています。その上で、慶應義塾大学の法学部政治学科は、他の大学・学部に比べて、非常に充実した環境が整っていると感じました。特に、4年間を通して語学をしっかり学べることや、国内最多の科目数を誇り、多領域に渡る幅広い知識を得ることができるという点は、国際社会を視野に入れている私にとってはとても魅力的なものでした。
また、大学においても、大好きなバスケットボールを本気で続けたいと思っていた私には、「希望すれば誰でも入部が可能」そして「高いレベルを持つ」という慶應義塾大学のバスケットボール部は、技術力を向上するにあたって最高の環境であり、「努力次第でいくらでもチャンスが与えられる」というチームスタイルに魅力を感じたことも、志望理由のひとつです。
さらに、「社会の様々な場面において、数多くの有能な人材を輩出している」ということを知り、私自身も、そういった人材を育んできた環境の中に身を置き、更なる自己の成長を目標として「文武両道の精神」を体現していきたいと考え、この慶應義塾大学を志望しました。
<受験準備>
指定校推薦で最も大切なことと言えば、「1年時からの継続した勉強」と「日々の学校生活をきちんと送る」ということだと思います。
実際に、指定校推薦は「3年間の総合成績で合否が決まる」ので、定期テストではきちんと点を取ることが必要になります。それも、なるべく不得意科目をつくらないように平均的に勉強した方がいいと思います。
また、小論文や面接があるので、日頃から国内・外の社会問題に目を向け、自分なりの考えや意見をまとめておくといいでしょう。
テストの成績以外の部分で、「学校生活での活動」も評価されるので、部活動や3年間の内でこれだけはやったと言えるような活動を行うと良いです。
<バスケットボール部について>
現在、バスケットボール部は、A・Bチームに分かれてそれぞれ練習を行っていますが、部員全員がチームの共通理解を大事にし、目標達成に向けてひたむきに頑張っているので、とてもまとまりの強いチームであると感じています。
練習中は、常に一人一人が声を出して良い雰囲気をつくり、頭を使って考えながらプレーしているため、意識が高くとても上達が早いです。一人一人が意志をもって真剣に取り組み、日々の向上を目指しています。
また、コーチ・スタッフ・トレーナー・OB会など数多くの方々の支えのもとに、慶應義塾体育会バスケットボール部は成り立っています。このような素晴らしい環境の中でプレーできるということが、慶應義塾大学の1つの強みでもあると思います。