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思考するバスケットボール(活動日誌) -島谷姫らら
2021年8月22日 18:00
こんにちは。慶應義塾大学環境情報学部1年ならびに体育会女子バスケットボール部の島谷姫らら(CN:アキ)です。宜しくお願い致します。
今年の4月、私は本塾に入学し、女子バスケットボール部に入部しました。富山県から上京して間もない頃の私は、新天地での生活になかなか慣れることができずにいました。部活でも新しい人・環境の中でプレーすることに日々不安を募らせ、練習についていくことに一杯一杯で、明確な目標を持ってプレーする余裕もありませんでした。
しかし、シーズンの前半も終わり、周囲の環境やチーム、練習等にも慣れてきて、以前より自分の中に余裕を持てるようになりました。そして、私が最近感じていることがあります。それは、”バスケットボールの面白さ”です。本塾の主将であるメイさん(商4/眞尾瞳)がよく練習中口にする言葉があります。
「頭使って、考えてプレーしよう。」
私は小・中・高とバスケットボールをしてきて、「頭を使いなさい」とコーチに言われたことを覚えています。しかし、私はそれがとても苦手で、感覚でプレーすることがほとんどでした。高校まではその感覚だけのプレーでやり過ごせていたものの、それでは相手に通用しない、試合で勝てないということを大学バスケで痛感させられました。
思考をしないで、たまたま上手くいったプレーは再度プレーしようと思っても体現できません。しかし、思考した末に上手くいったプレーはもう一度体現することができ、そのプレーに対して確信を持つことができます。「思考すること」は非常に難しいです。しかし、何も考えずに我武者羅にプレーするバスケットボールの何十倍も面白いです。私は慶應女子バスケ部に入ってこのことにようやく気づくことができました。

このことに気づけたのは、チームの全員が思考するバスケを実践しているからだと考えます。とは言ったものの、私自身まだまだプレー中の思考が足りていないと感じています。常に「思考する」ということを意識し、体と同じくらい頭を働かせて、練習に励んでいきたいです。そして、今よりももっとバスケットボールの楽しさを味わえるようになりたいです。
最後にはなりますが、新型コロナウイルスの蔓延が落ち着かない中であるにもかかわらず活動ができていることに対して感謝を忘れず、バスケットボールに全力を注ぎ、成長していきたいと思いますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、商学部3年の星野祐仁佳(CN:ニナ)です。お楽しみに!
敵を知り、己を知れば百戦危うからず(活動日誌)-河内英慧
2021年8月20日 18:00
こんにちは。経済学部2年の河内英慧(CN:ヒマ)と申します。
さて、今回は女子バスケットボール部での最近の取り組みと私が感じたことに関して書きたいと思います。拙い文章だとは思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
三国志の一節には、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という孫子の教えがあります。この場合の「敵」というのは、私達體育會生にとっては何でしょうか?
私達は試合の対戦相手に勝利を収めるために日々練習に励んでいるので、対戦相手は敵であると言えます。しかし、それだけが私たちの敵ではないと考えます。自身を取り巻く様々な弊害、例えば怪我なども私たちの敵であると考えます。怪我をしてしまったら練習にも参加できないですし、試合にも出ることができません。
私たちは、敵である怪我について学び、それとともに「己を知る」ということが、怪我という敵に勝つことに繋がると言えます。では、私達體育會生にとっての「己を知る」とは何でしょうか?
先日、私達はOGの方のご厚意で、ヨガやピラティスなどを通して身体のバランスを見ていただく機会がありました。そこでは自身では気づくことができなかった様々な身体の問題を指摘していただき、自分の身体について知ることができました。

私自身、大学に入学してから、何度も怪我をしてしまっていました。その過程では、怪我を治すことばかりに精一杯になってしまい、根本的な自分の身体の使い方の問題などには完全に向き合えていたとは言えず、怪我はもはや仕方のないものだと考えてしまっていました。その結果として、怪我が治ったと思ったらまた怪我をする、というように怪我を繰り返してしまう状況が続いてしまうようになりました。しかし、この機会を通して、自身の根本的な身体の問題を知ることができ、「その問題にしっかりと向き合っていきたい、改善していくことで変えていける!」と実感しました。
また、己を知る上で體育會生である私達に必要なのは、自分の身体への理解でもあると考えさせられました。まだまだ身体の使い方には問題があり、習慣化された動きを突然変えていくことは、難しいと感じています。しかし、今後自身の体についてさらに理解を深め、より詳しく知ることで、怪我という敵に打ち勝ち、プレーの幅を増やしてチームに貢献できるよう成長していきたいです。
話は変わりますが、9月から関東大学女子リーグ戦が開催される予定です。このような状況下で、練習が行えていることに感謝し、目標である「2部昇格」を達成すべく、チーム一丸となって精進して参ります。今後も弊部のご支援ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
次回は、環境情報学部1年の島谷姫らら(CN:アキ)です。お楽しみに!
兄の存在(活動日誌) -森谷日向子
2021年8月18日 18:00
僭越ながら自己紹介をさせていただきます。私、慶應義塾大学法学部政治学科3年ならびに体育会女子バスケットボール部の森谷日向子(CN:ダイ)と申します。蒸し暑い日々が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は今回、活動日誌の第3弾を務めさせていただきます。4年生の先輩方の日誌が続いたため、非常にプレッシャーを感じております。拙い文章ではございますが最後までお付き合いいただければ幸いです。

突然ですが、私には3歳年上の兄がいます。
私が言うのもなんですが、私と兄は非常に仲が良いです(同期にはブラコンだと言われます)。兄は私の一番の理解者であり、私が最も尊敬する人物です。ブログのテーマは自由ということで、今回はそんな兄の話をしようと思います。
兄は一昨年、慶應義塾大学を卒業しました。私が慶應を目指すようになったのも、完全に兄を追いかけてのことです。小さい頃から、兄の真似をして眼鏡をかけたり、中学受験をすることを決めたり、勉強方法を真似たりと、追いかけてばかりの人生でした。私の人生を定めるあらゆる選択を、兄がそうしていたからという理由で決断することの馬鹿馬鹿しさといったらありませんが、私は彼に影響された選択を正解だと信じてきました。
ところが、兄が大学に進学してからは、完全に異なる道を歩むことになりました。私が毎日バスケの練習に明け暮れるなか、兄は「法曹三者になりたい」と言って、勉強をするために毎日自室に籠るようになりました。兄は大学在学中に司法試験に合格しましたが、目標達成のためにここまで努力できる人間を、私は今まで見たことがありません。
そんな兄が今年、関西の方で一人暮らしを始めました。二人とも忙しく、もともと一緒にいる時間が少なかったので、一人暮らしを始めたところで生活はそこまで変わらないだろうと思っていましたが、そんなことはありませんでした。深夜寝る前にその時はまっていた漫画の話をしたり、かと思えば法律や政治に関する小難しい話をしたり、互いの悩みを相談し合ったり、当時は何とも思っていなかったコミュニケーションの時間が、つまりは兄の存在が私の心の支えであったことに、最近気付くようになりました。
兄と似たような道を歩んできた私も、今は体育会バスケ部という彼の知らない道を歩んでいます。チームや自分の目標に向かって最大の努力をしていくことで、兄の存在に一歩でも近づき、私の存在が兄の支えになれるような人間になりたいです。また、兄の一人暮らしをきっかけに、コミュニケーションの重要性について改めて痛感することとなりました。チームメイトとの時間を大切にしながら、残りの1年半のバスケ人生を全力で歩んでいきたいです。
最後になりましたが、この日誌を読んでくれているであろう兄に向けて、この場をお借りしまして、ありがとうと伝えたいです。
拙い文章となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、経済学部2年の河内英慧(CN:ヒマ)です!お楽しみに!
スポーツマンシップとは(活動日誌) -中島花
2021年8月16日 18:00
こんにちは。慶應義塾大学環境情報学部4年ならびに体育会女子バスケットボール部の中島花(CN:ルイ)です。宜しくお願い致します。拙い文章ではありますが最後までお付き合いいただければ幸いです。
先日、異例の状況下で行われた東京オリンピックが閉幕しました。オリンピックの開催について賛否両論あったかと思います。しかし私にとっては暗いニュースが続く中、明るい光を与えてくれるアスリートの姿に感銘を受けた大会でした。様々な競技を通してスポーツマンシップとは何か改めて考えさせられるきっかけとなりました。
今大会でアスリート全員が口を揃えて言っていたことがあります。
それは東京オリンピックを開催したこと、そして応援してくださっている方々への感謝です。
表彰台に上がることが出来なかった選手も思い思いの感謝を言葉にしました。1年の延期に耐え、再度出場資格を獲得した選手の覚悟は計り知れない程大きかったと思います。本来であれば、自国開催ならではと言える観客の声援で会場が熱気に包まれるはずでした。しかし無観客になり、家族でさえ実際に応援にいけないもどかしさもあったと思います。それでも試合後のインタビューでは必ず支えてくださった方々への感謝を伝えていました。
また、様々な競技の中で印象に残る場面が多くありました。一つは、「フクヒロペア」のバドミントン女子ダブルス準々決勝で日本が中国に敗れた試合直後、中国の選手が怪我をしながらも試合に臨んだ廣田選手に駆け寄って心配していた場面です。勝利した瞬間に対戦相手の元へいき、心配できるその行動に感動しました。
もう一つは、女子200m平泳ぎで南アフリカのスクンマーカー選手が世界新記録を出した時のことです。南アフリカとアメリカの選手4人で抱きしめ合って喜ぶ姿はとても印象的でした。互いに敬意を払い、相手の結果に涙できる姿に心を動かされました。
最後に、柔道73キロ級で金メダルを獲得した大野将平選手の姿勢です。畳に深くお辞儀をして敬意を見せる姿や、インタビューの際に批判を受け入れながらも誰かの心を動かせれば光栄だと堂々と答えた大野選手はアスリートの鏡だなと思いました。

私はこの17日間のオリンピックを通してスポーツマンシップの美しさを改めて感じることが出来ました。感謝を忘れることなく、自分が出せる全ての力を出して奮闘する姿、同じように辛い道のりを越えてきた対戦相手に敬意を払う姿を見て、これがスポーツマンシップだと強く感じました。
先が見えないパンデミックの最中で体育館を貸していただき練習ができること、公式戦を開催しようと試行錯誤してくださっている方々がいることを決して忘れず、感謝を胸に1日1日の練習に励んでまいります。
そしてリーグ戦を開催することが出来た時、対戦相手や審判に敬意を払い、自分たちが出せる最大のパフォーマンスで「2部昇格」と言う目標に向けて突き進んでいきますので、引き続き慶應女子バスケットボール部の応援を宜しくお願い致します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は法学部政治学科3年の森谷日向子(CN:ダイ)です!お楽しみに!
もっと出来る!(活動日誌) -武藤怜
2021年8月14日 18:00
こんにちは。慶應義塾大学商学部4年ならびに体育会女子バスケットボール部の武藤怜(CN:ハク)と申します。宜しくお願いいたします。
はじめに、日頃より慶應義塾体育会女子バスケットボール部のご支援をいただきまして誠にありがとうございます。
非常に厳しいコロナ禍ではございますが、練習に取り組む事ができている事に心より感謝し、今シーズンの目標である「関東大学リーグ戦2部昇格」達成に向けて日々精進して参ります。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いいたします。
さて、この度女子バスケ部では、夏季休暇期間中に活動日誌を更新する事となりました!
このコロナ禍で、皆様に直接応援に来ていただける機会が減ってしまったため、私たち部員が日々どのような事を考えて活動しているのかをもっと知っていただきたいと思い、企画いたしました。

誠に僭越ながら私がトップバッターを務める事になりましたので、拙い文章ではございますが最後までお付き合いいただければ幸いです。
女子バスケ部に入部してから早4年目、気付けばラストシーズンも終盤に差し掛かろうとしております。幼い頃からバスケットボールに親しんできた私にとって、この大学4年間の活動は非常に強い思いがあります。
そんな私を含む慶應女子バスケ部は、最終目標の決戦の場となる関東大学リーグを約1ヶ月後に控え、目標達成のために、チームの集大成を作り上げるために精一杯の準備を積み重ねています。
しかし先日、目標達成に向けて「まだまだ足りない。もっと出来る!」と奮起させられた出来事がありました。
それは、東京オリンピックの女子バスケットボール日本代表戦です。代表戦では、「チームプレー」というものをまざまざと実感させられました。コートに立つ全員が40分間全力で走って守って決めて、相手の体格に劣らない技術力とチーム力で勝利する姿は、チームプレーそのものだと感じました。
そして、高いレベルを維持して連戦を戦い抜くためにも、基礎体力作りやコンディション調整もチーム一丸となって徹底してきたのだと思います。「チームプレー」を言葉にする事はとても簡単ですが、それを体現する事は非常に難しく、実際にチームプレーを魅せた日本代表は計り知れない程の努力を積み重ねてきたのだと思います。
画面越しの一視聴者に過ぎない私ですが、日本代表というトップレベルの人達があれ程の努力を積み重ねているのなら、私たちはもっともっと全力で、頭を動かして練習に取り組まなければならないと、熱くなる程考えさせられました。素晴らしい試合を見て「凄かった」と終わらせるだけでは非常に勿体なく、そのレベルを目指す位の気持ちで練習に取り組んでこそ意味があると思い、練習に取り組む姿勢やモチベーションの置き方を改めて見直す事ができました。
そして、その「チームプレー」は、決してコートに立つ人だけでは成り立たない事も日本代表戦やこれまでの私自身の経験から学びました。様々な立場の人が自信を持ってチームに貢献する事は、私たち部員も常に意識している事ではありますが、改めてコートに立つ事が出来る感謝や、自分がチームのために出来る事は何かを考え直す良い機会になりました。
オリンピックで沢山の感動と勇気を貰ったように、誰か1人でも多くの人に良い影響を与えられるような応援されるチームを目指し、仲間と切磋琢磨していきたいと思います。また、リーグ戦ではその姿を精一杯お見せしたいと思いますので、引き続き慶應女子バスケ部の応援の程宜しくお願いいたします。
拙い文章となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、環境情報学部4年の中島花(CN:ルイ)です!お楽しみに!
