入試合格・内部進学体験記 - 体験記分類: 2008年
2008年度 塾内進学: 成瀬太揮
学部:経済学部
出身校:慶應義塾高等学校
<マネージャーの仕事について>
皆さんは、「マネージャーの仕事」と聞くとどのようなことを考えますか?
多くの人は、「地味な雑用」などと考えてしまうことでしょう。実は私も、最初はそのように考えていました。
しかし、実際は「試合の運営・財務・予定の管理」など幅広い仕事があり、決して雑用だけをやっているわけではありません。さらに、プレイヤーとしては分からなかった「バスケットボールの裏方の舞台」を自身で体験することとなり、とても良い経験を積むことができます。
練習に関しては、他の学生スタッフと連携して「いかに練習の効率性を高めるか」、「そのためには何をすべきか」など意見をぶつけ合い、練習をより良いものにするため日々考えることが必要になります。
これらのことから、マネージャーの仕事に追われ十分な休息が取れないことも多々ありますが、その分やり甲斐があり充実した大学生活をおくることができます。
<バスケットボール部について>
練習は、1日3時間・週6日と決まっており、「バスケットボールに集中したい人」「勉強を疎かにしたくない人」、そのどちらもが納得して練習できる環境が整っています。
練習中の雰囲気はとても活気があり、その中で一つ一つのチームルールに全員が従い、メリハリのある練習を行っています。
また、我が部は他大学と比べ歴史が長いため、その分全部員が誇りある高い意識を持ち、勝利のために日々切磋琢磨し競い合いながら向上し合っています。
<マネージャー志願者へ>
マネージャーになるために一番必要なのは、頭が良いことや何か突出した技能を持っていることではなく、「チームのためなら何でもできる」という強い志とバスケットボールに対する愛情だけです。
私は内部進学者ということもあり、入部するまでに何人かのマネージャーのOBの方々にお話を聞かせて頂き、プレイヤーではなくマネージャーとして入部することを決断しました。
もし少しでもマネージャーの仕事に興味を持った方は、このウェブを活用して連絡してください。
2008年度 塾内進学: 飯塚文貴
学部:法学部政治学科
出身校:慶應義塾湘南藤沢高等学校
<バスケットボール部について>
慶應義塾体育会バスケットボール部は、AチームとBチームをわけることによって部員の競争意識を高め、自分達が決めた目標を絶対達成すべく、一人一人が向上心をもち日々切磋琢磨しながら練習を行っています。
練習は、Aチームが週6日・Bチームは週5日でそれぞれ2~3時間です。練習している日や時間は異なりますが、同じ目標にむかってチーム一丸となって毎日練習しています。効率化を前提に置いた上で一体感を追求しているので、まとまりのあるチームだと思います。さらに練習は短時間で集中し、部員全員が切り替えを意識しながら行っているため、スムーズに大変充実した内容となっております。
練習が短時間で行われるということは、それ以外に自分の時間がたくさんできます。部員はその時間を有効に使い、自主トレに励んだり、勉強したり、休養したり、気分転換のために仲間達と遊びにいったりして、メリハリのある生活を送っています。
そして、バスケットボール部は、授業優先なので勉強の心配をする必要はありません。部員は皆、文武両道な人間を目指して日々努力しています。このように時間を有効に使え、さらに文武両道な人間を目指せる環境は、慶應義塾体育会バスケットボール部しかないと思います。
<内部進学者へ>
受験勉強をする必要がない内部進学者は、大学へ進学するにあたって自由な時間がたくさんできます。その自由な時間を有効に使うことによって、今後の大学生活への準備をすることをおすすめします。私はその時間で車の免許をとったり、アルバイトをしたり、トレーニングをしました。
そして、内部進学者の最大の利点は、塾内のつながりを利用して早い時期から大学の練習へ参加できるということだと思います。私も、早く練習に参加させてもらうことによって、より早く新しい環境に慣れることができました。
他にも、個人個人によって様々な時間の過ごし方があると思いますが、大学へ進学するまでの自由な時間を準備の期間として有効に過ごしてほしいと思います。
2008年度 塾内進学: 高松将吾
学部:法学部政治学科
出身校:慶應義塾高等学校
<バスケットボール部について>
私達バスケットボール部は、Aチームが週6日で3時間、Bチームが週5日で2時間の活動に取り組んでいます。異なった時間帯に練習を行っていますが、“勝利”という目標を第一にチーム一丸となって練習に臨んでいます。
このように、A・Bチームを明確に分けることによって、部内での競争が激化し、お互いに切磋琢磨した練習が行われています。また、練習時間は短いですが、一人一人が毎回の練習において最善を尽くしているため、とても内容の濃い練習を行っています。さらに、慶應というチームは学業優先なので、勉強に関して心配する必要はありません。
チームの雰囲気は、ONとOFFがはっきりしているため、練習の時は厳しい先輩も、練習後などには、とても優しく接してくださいます。
このような環境でバスケができるのは、慶應義塾大学しかないでしょう。
<内部進学者へ>
内部進学の大きな利点として、“大学受験がない”ことが挙げられます。つまり、受験勉強をする必要がないため、大学へ進学するまでに自由な時間が大いにあるということです。
私の場合は、車の免許を取るなどして大学への準備をしていました。また、塾内としてのつながりを利用することによって、早めに練習に参加し慣れることができました。バスケットボールにおいて、高校と大学では体格が全く違うため、フィジカル面において大きな差があります。そのため、体作りが非常に大切になってきますので、入学するまでにウェイトトレーニングを積極的に行うことによって、当たり負けしないようにしておくといいと思います。
高校時代の自由な時間を有効に使うことによって、良い大学生活を送れると思うので、無駄なく過ごして欲しいと思います。
2008年度 指定校推薦: 藤木 譲
学部:法学部政治学科
出身校:國學院久我山高等学校
<志望動機>
私は、世界史や日本史を学んでいく中で、各国・各時代の政治史に大変興味を持ち、さらなる探求のため、日本の政治学科の中で最多の教員数と科目数を誇る本塾の法学部政治学科で学ぶことを希望しました。
将来は、今日の生活には欠かせない法律や経済と密接している政治学の知識を生かした仕事、特に「政治ジャーナリスト」になることを目指しています。
本塾の法学部政治学科は、法律学科と政治学科の垣根が低く、両学科の幅広い分野について学ぶことができ、さらに「研究会」では特定の専門分野での深い知識を習得できるため、私にとって最高の学問追求の場であると考えました。
また、私はずっと「文武両道」の実践を目標にバスケットボールに取り組んできたので、大学でもチャレンジしたいと考えていました。本塾のバスケットボールは、選手の個々の能力はもとより、組織力も非常に高いレベルにあり、日本一を目標とする本塾の環境で、ぜひバスケットボールがしたいと思い志望しました。
<受験準備>
指定校推薦制度は、高校3年間の成績によって推薦されるか否かが判断されるため、3年間を通して継続的に勉強をすることが非常に大切です。
私の場合は、毎日部活動の練習があり学習時間が取れない中、日々の授業をしっかりと聞き、その日のうちに必ず復習するなど、日々の努力を怠ることなくしっかり学習することを実行してきました。
また小論文では、社会問題についての意見を聞かれることがあるので、日ごろから新聞などに目を通し、それに対して自分の意見を持つようにすると良いと思います。
<バスケットボール部について>
私が、慶應義塾体育会バスケットボール部に入部して感じたことは、全員が勝利への強い執念を持っているということです。
それは、今年のスローガンである「勝利至上」という言葉の下に選手はもちろんのこと、熱心にご指導してくださる監督やコーチをはじめとするスタッフの方々、試合の度に応援に駆けつけてくださるOBの皆さんなど、多くの方々が一丸となっています。
また、練習は週に6日と多く感じられますが、あくまでも学業が優先されるため、大学でも文武両道を実践したい学生には、とても充実した生活が送ることができるでしょう。
2008年度 指定校推薦: 店橋 彩
学部:法学部政治学科
出身校:長岡高等学校
<志望動機>
私は将来、国際社会で活躍する仕事に就き、社会貢献を果たしたいと考えています。その上で、慶應義塾大学の法学部政治学科は、他の大学・学部に比べて、非常に充実した環境が整っていると感じました。特に、4年間を通して語学をしっかり学べることや、国内最多の科目数を誇り、多領域に渡る幅広い知識を得ることができるという点は、国際社会を視野に入れている私にとってはとても魅力的なものでした。
また、大学においても、大好きなバスケットボールを本気で続けたいと思っていた私には、「希望すれば誰でも入部が可能」そして「高いレベルを持つ」という慶應義塾大学のバスケットボール部は、技術力を向上するにあたって最高の環境であり、「努力次第でいくらでもチャンスが与えられる」というチームスタイルに魅力を感じたことも、志望理由のひとつです。
さらに、「社会の様々な場面において、数多くの有能な人材を輩出している」ということを知り、私自身も、そういった人材を育んできた環境の中に身を置き、更なる自己の成長を目標として「文武両道の精神」を体現していきたいと考え、この慶應義塾大学を志望しました。
<受験準備>
指定校推薦で最も大切なことと言えば、「1年時からの継続した勉強」と「日々の学校生活をきちんと送る」ということだと思います。
実際に、指定校推薦は「3年間の総合成績で合否が決まる」ので、定期テストではきちんと点を取ることが必要になります。それも、なるべく不得意科目をつくらないように平均的に勉強した方がいいと思います。
また、小論文や面接があるので、日頃から国内・外の社会問題に目を向け、自分なりの考えや意見をまとめておくといいでしょう。
テストの成績以外の部分で、「学校生活での活動」も評価されるので、部活動や3年間の内でこれだけはやったと言えるような活動を行うと良いです。
<バスケットボール部について>
現在、バスケットボール部は、A・Bチームに分かれてそれぞれ練習を行っていますが、部員全員がチームの共通理解を大事にし、目標達成に向けてひたむきに頑張っているので、とてもまとまりの強いチームであると感じています。
練習中は、常に一人一人が声を出して良い雰囲気をつくり、頭を使って考えながらプレーしているため、意識が高くとても上達が早いです。一人一人が意志をもって真剣に取り組み、日々の向上を目指しています。
また、コーチ・スタッフ・トレーナー・OB会など数多くの方々の支えのもとに、慶應義塾体育会バスケットボール部は成り立っています。このような素晴らしい環境の中でプレーできるということが、慶應義塾大学の1つの強みでもあると思います。
2008年度 AO受験2期: 家治敬太
学部:環境情報学部
出身校:清風南海高等学校
<志望動機>
私は、父親の影響もあり「経営学を勉強したい」という気持ちと、ずっとバスケットボールをやってきたことにより「スポーツに関する勉強(スポーツビジネスや身体論など)」もやりいという気持ちがありました。また、バスケットボールについても、高いレベルでプレーしたいという気持ちもあり、それらを全て兼ね備えているのが、慶應義塾大学の環境情報学部でした。
この学部は基本的に理系の学部ですが、自分が勉強したい科目や授業を自由にとることができ、かつそれらのことを専門的なところまで勉強し追及できるのです。そのため、広く浅く勉強し知識を広げることもできますし、また、狭く深く専門的に勉強することもでき、入学前に想像していた以上に素晴らしいカリキュラムであり、充実した環境の中で大学生活を送ることができています。
また、バスケットボール部に関しては、去年残念ながら関東大学2部リーグに落ちてしまいましたが、キャプテンや4年生を中心にチームのメンバー一人一人が高い意識を持ち、1部昇格を目指しチーム一丸となって日々の練習や試合を行っており、とても良い環境でバスケットボールをすることができています。 さらに、慶應義塾大学のバスケットは、個人能力だけに頼る他大学のチームと違い、「チーム全体の総合力で勝ちにいく」バスケットを目標にチームが団結しています。これらも他チームにはない、慶應義塾体育会バスケットボール部の魅力的な部分だと思います。
以上のことを踏まえて、私は慶應義塾大学を志望しました。
<受験準備>
受験準備を始めるうえで一番重要なことは、「自分が将来やりたいことを明確に示し、そのために大学で何をどのように学んでいきたいかを具体的に示す」ということです。
私は、AO入試の1期を受けずに2期だけの一発勝負、しかも国体と試験時期が近かったため、準備を始めるのが遅くとても苦労しました。さらにAO入試の場合、志望理由書やその他にもたくさんの書類を書いたりしなければいけないので、相当な時間と労力を要します。受験に合格した今、このような点から考えても受験の準備は、できるだけ早い時期から取りかかることをお勧めします。
また、2次審査では面接があります。面接の準備としては、とにかく模擬面接の練習をできるだけたくさんこなすことだと思います。実際私も初めの頃は、なかなか自分の意見を上手く伝えることができませんでしたが、面接練習を繰り返すうちに質問に対する答え方などの応用力を身につけることができ、同時に自信にもつながりました。
結果、面接本番ではリラックスした気持ちで受けることができ、また質問に対しても慌てることなく、しっかりと「自分が大学で何をどのように学びたいか」を伝えることができました。
最後に、志望理由書も面接も同じなのですが、「決してバスケットボールがやりたいから大学に入りたい」というようなことを、前面に出しすぎてはいけません。学業にまずはしっかり励むということと、バスケットボールも一緒にがんばりたいという「文武両道」の姿勢を持って、最後まであきらめず受験に挑んでください。
2008年度 AO受験1期: 松谷直人
学部:環境情報学部
出身校:福岡大学附属大濠高等学校
<志望動機>
私が、慶應義塾大学を志望した理由は、私のモットーである「文武両道」をより高いレベルで実現させてくれる大学であったためです。 私が所属させて頂いている環境情報学部は、「文系・理系に関係なく、自分の学びたい事を自由に学ぶことができる」という特徴を持っています。そのため、様々な分野に興味を持っていた私にとっては、最も適した学部でした。
また、これから必要となってくる知識や技術を身に付けるための基礎的な授業もカリキュラムに含まれているため、授業についていけなくなるという心配があまりありません。実際に入学してみると、学習環境がどれほど整ったものであるかがよく分かります。
バスケットボール部に関しては、全員が同じ目標に向かって高い意識を持ち、良い雰囲気の中で練習に励んでいるのを見て感動し、「是非この中でバスケットがしたい」と感じました。このチームでなら、自分自身の更なる技術向上を図ることができると確信しています。
これらの理由を踏まえて私は、慶應義塾大学を志望しました。
<受験準備>
受験をするにあたって、私が最も重要だと考えるのは、「なぜ慶應義塾大学なのか」「なぜ他大学ではだめなのか」「この学部に入って何を勉強したいのか」「卒業後にどんな事をやりたいのか」といったことに対して、明確な考えを持っていなければならないという点です。
1次の書類審査も2次の面接も、これらを中心に自分自身をアピールすることが大切です。注意すべきことは、学業以外にもアピールしたいこと(スポーツの成績など)がある場合には、それだけを前面に出してアピールしないことです。審査してくださる人全員が、そのことに関心を持っているわけではありませんので、「そのために慶應に入りたいのか」と思われてしまいます。あくまで学業が優先だということです。
最後に、書類作成にせよ、面接練習にせよ、一つ一つのことに対して手を抜かずに時間をかけた方がいいと思います。手を抜けばそれだけ内容の薄いものになってしまいます。
完成度をより高いものに近付けるためにも、受験準備は早めに取り掛かかるようにしましょう。