入試合格・内部進学体験記 - 体験記分類: 内部進学
2021年度 塾内進学(女子高):伊熊そら
学部:文学部
出身校:慶應義塾女子高校
<志望動機>
高校の現役時代、大学で體育會に入るという選択肢はほとんど視野に入れておらず、ただ漠 然と、自分は高校まででバスケを辞めるのだろうなと考えていました。私が體育會バスケ部 に入る決断をしたのに、何か大きなきっかけがあったわけではありません。ただ、引退して から同じような毎日を繰り返す中で、良くも悪くもバスケに頭を支配されていた現役時代 が、自分にとってどれほど幸せだったのか気づかされました。決して楽しいだけの現役生活 ではなく、むしろ苦しいことの方が多かった日々でしたが、引退してバスケに関する一切の 悩みや葛藤から解放された平坦な日々より、ずっと充実していたのだと感じたことが、私の 主な志望動機です。 もちろん、自分のバスケスキルが大学で通用するのかという不安はありました。劣等感を抱 え、常に壁にぶつかり続ける 4 年間になるだろうという確信もありました。しかし、そうい った悩みと葛藤することも含めて全て、自分はバスケが好きであり、バスケと向き合うこと が好きなのだと気づき、體育會バスケ部に入部することを決意しました。
<入部までの時間の過ごし方>
入部を決意するまでは、特に何をしていたわけでもありません。受験のない私は引退してか ら時間が山のようにあったために、却って何をしたら良いのかがわからなかったというの が、正直なところです。何かをしなければという義務感からアルバイトを始めたり、興味の ある分野の勉学に励んだり、時間ができればふらっと体育館に足を運んだり、そんな特に語 るべくもない生活をしていました。結果的にはバスケとちょうどいい距離感の生活をして いたのが入部決断に繋がったと言えますが、この期間に特に何をした方が良い、というのは ないと思いますし、決断を焦る必要も全くないと思います。
私の場合は高校 3 年の初冬に入部を決意したため、それからの 3~4 か月程は自分でトレー ニングに励んだり、體育會バスケ部のことについて OG の方々に伺ったりしました。つい 先程決断を焦る必要はないと述べましたが、一度決意してしまえば、行動を起こせる時間や 話を聞ける OG などの人脈があるのが内部生の強みだと思うので、強い意志がある人は是 非活用してほしいと思います。実際私も進むべき道が決まり、目指すべき目標が決まると随 分と気持ちが楽になり、高校生活最後の数か月は実りある期間になったかと思っています。
<バスケ部について>
私は體育會がサークルやその他の学生活動より優れているとは思いません。大切なのは「ど こで」成し遂げるかではなく「何を」成し遂げるかであり、環境はあくまでその補助にしか 成り得ないからです。その前提の上でなお、體育會女子バスケ部は 4 年間という限られた 学生生活の中で、自分が成長し目標を達成するための最高の環境だと自信を持って言うこ とができます。 私は正直、弊部に入部する前は體育會に所属したことを後悔する時が来ることも覚悟して いました。しかし入部して 1 年が経とうとしている今まで、そのような感情を抱いたこと は全くなく、むしろ入部を決断した 1 年前の自分に手放しで拍手を贈りたいと思っていま す。 全員が意志と目標を持って日々精進すること、チームという集団のために個の自分が精一 杯努めること、共に活動するチームメイトのことを深く理解し合っていくこと、バスケとい う競技を愉しむこと。どれも弊部で活動する上で求められることであり、身に付くことです が、学生の誰にでも経験できることではありません。かけがえのない 4 年間、どんな道を選 んでも自分次第で如何様にも充実させることができると思いますが、體育會女子バスケ部 は確かにそれを叶えてくれる環境だと、1 年目ながらに確信しています。
2021年度 塾内進学(女子高):山﨑日向
学部:経済学部
出身高校:慶應義塾女子高校
<志望動機>
私が内部進学者として體育會女子バスケットボール部に入部するきっかけとなった出来事は二つあります。
一つ目は、體育會バスケットボール部と合同練習や練習試合、見学などをさせていただいたことです。学生主体で行われているということは先に知ってはいましたが、実際に大学2年生の方が練習を止めて全体に注意をしている姿は、小学生のころから指導者の存在が当たり前であった自分にはとても印象的でした。また、中等部のころからバスケットボールフェスティバルや早慶戦などで男女ともに何度も試合の姿を見させていただいておりました。
二つ目は、體育會で学生コーチをされていた絢子さんから試合や練習の動画を共有していただいたことです。リーグ戦の試合や早慶戦だけでなく練習内のプレー動画まで、見学ができない中でも體育會の雰囲気を知ることができました。また、引退をして「本気で試合や練習に挑む」という機会から遠ざかってしまっていた中で見ることができたため、より一層先輩方の姿に惹かれました。
どちらのきっかけも当初は「かっこいい」という憧れの気持ちのみを持っていましたが、大学生になってもどこかの場所でバスケを上手くなりたいという気持ちがあった私の中でだんだんと「慶應の體育會で上手くなりたい」と入部を考えるようになりました。
<入部までの時間の過ごし方〉
コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の影響から、高校2年生の2月を区切りに部活動が停止となりました。停止となった高校2年生の終わりから高校3年生の1年間は、学校ではなく公園で学外の友達とバスケをしたり、学部選択に大きく関わる学期末テストや実力テストの勉強に取り組みました。それまで「文武両道」を体現できていなかった私は、学校での対面授業や部活動が無くなってしまった分、自宅での時間を有効に使おうと試みました。また、大学入試がない分、それまでは部活だった放課後にクラスの友達とだらだらと教室で過ごすことを楽しむことができましました。コロナウイルスによって例年の女子高3年生のようにいろいろなところに行って遊ぶことはできませんでしたが、部活をしていたころは少なくなってしまいがちであった家族と過ごす時間が増えたこと、地元の公園でバスケをすることで新たな出会いがあったことなど、コロナ禍でもすごく大切な時間だったと感じています。その他にも、自動車教習所に通って免許を取得したり、ランニングやトレーニング、趣味に没頭するなどと、それまで過ごしたことのなかった一人の時間も楽しみました。
また、OB・OGの方々とのつながりを持たせていただいたということもあり、大学生活について入学前からお話しすることができました。私が大学にスムーズに馴染むことができたのは早い時期に先輩方から教えていただけたためであると感じます。
<バスケットボール部について>
慶應義塾體育會バスケットボール部はたくさんのスタッフの方々、OG・OBの方々のもと、学生が主体となって活動しております。「学生主体」という初めての環境に当初困惑も感じていましたが、同時にすごく魅力的な環境だと思い、入部しました。実際に練習メニューを学生内で組み、指示を待つのではなく全て能動的に一人一人が行動しています。だからこそ学年関係なく発信しあえる環境が成り立っていると感じ、4学年全員で一つのチームであるという感覚を抱けることは、この體育會バスケットボール部の魅力の一つです。「全員で」一つとなって戦うと同時に「一人一人が」切磋琢磨しあって日々の練習に取り組んでいます。私にとって日々努力し続けるこのチームメイト全員が「格上」であり、そのチームメイトたちと共にさらに格上を目指すというこの素晴らしい環境は、成長せざるを得ないとまでいえるでしょう。
個人としてもチームとしても、プレー面においても人間性においても、ここ體育會バスケットボール部で大きく成長できる4年間とできるよう、大好きなバスケットボールを努めて、愉しんでいきたいと感じています。
2020年度 塾内進学(女子高):小菅千恵
学部:環境情報学部
出身校:慶應義塾女子高校
<志望動機>
私は慶應義塾中等部・慶應義塾女子高の6年間バスケ部に所属していましたが、高校で引退したときには大学でバスケを続けることも体育会のマネージャーになることも全く考えておらず、好きなように大学生活を送ろうと考えていました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって自粛生活を強いられることになり、4年間をどう過ごすか改めて考え直す時間ができました。できる限り多くのサークルや体育会のオンライン説明会に参加して、自分に最適な場所を見つけ出そうと奔走する中で、原点に立ち返り「自分はバスケが好きだ」ということを再確認することができました。高校までプレーヤーとして培った知識と高校でも主務を務めていた経験を生かそうと考えたときに辿り着いたのが体育会バスケットボール部のマネージャーという選択でした。
この時点で既に5月、慌ててオンライン説明会に参加させていただいたところ、とても雰囲気が良く、「私の居場所はここだ!」と直感し入部を決意しました。遅れて入部することに不安はありましたが、高校まで共にプレーしていた先輩がフォローしてくださったことですぐに打ち解けられました。
<入部までの時間の過ごし方>
大学入試がない分、引退後にたくさん時間があることが内部進学の最大の利点であると思い、現役時代は時間がなくて取り組めなかったことをやろうと意識して過ごしていました。学校行事の実行委員を務めたり、友人と遊びに行ったり、趣味に没頭したり、たまにバスケの練習を覗きに行ったりと自由気ままに過ごすことで、今までに出会ったことがないものに触れる機会が増えました。結果として、自分の新しい一面を知ることができ、視野も広がったように思います。できる限り自分の欲求に任せて生活することをお勧めします。そして、ここまで自分のために時間を使える機会は少ないと思うので、自分磨きに時間を費やすことも大切だと感じました。
また、時間に余裕があるため、将来について考えることができました。自分が本当にやりたいことは何なのか、そのために必要なことは何か、やるべきことは何かなどと細かいところまで考えておくことができたので、長期的なスパンでスケジューリングができました。今、やらなければならない事が明確化しているので部活と勉強の両立が以前より容易になっていると感じています。大学入学までの時間は、考える時間に充てることを強く推奨します。
<バスケットボール部について>
慶應義塾体育会バスケットボール部の良い点は、コーチングスタッフやOB・OGなど多くの方々のお力添えをいただいて活動している中でも、学生主体で活動する部分が多いところにあると感じています。私は中等部と女子高ではプレーヤーとしてバスケに携わっていましたが、大学でスタッフとして携わるようになり、学生が主体となって組織活動のさまざま側面を企画・運営していることをより強く魅力に感じるようになりました。
そして1番の魅力は、全員が一つの目標に向かって切磋琢磨して練習している姿にあると思います。このように目標に向かって泥臭く練習に励むことができるのは大学生が最後のチャンスになると思うので、4年間の大半を過ごすのに最適な環境だと感じています。
2019年度 内部進学(女子高) :塚本萌花
学部:法学部法律学科
出身校:慶應義塾女子高校
<入部動機>
私は幼稚舎から8年間、バスケ部として活動してきました。ですが、高校3年生の引退時、私は悔いなく現役生活を終えることができませんでした。
内部進学のため、大学入学まで時間があったおかげで、大学入学後、自分が何をしたいかを十分に考えることができました。そして様々な体育会やサークルの見学に行き、やはり自分の中でバスケットボールという選択肢を捨てることができず、マネージャーとして入部することを決意しました。
理由としては、高校時代は怪我も多く、体力があまりなかったためプレーヤーとして活動する自信はなかったのですが、練習を見学しているうちに、先輩方が切磋琢磨し、全員が同じ目標に向かって練習に励んでいる姿をみて、自分がプレーする形ではなくマネージャーとしてこのチームに携わりたいと思うようになったからです。
また、当時女子バスケットボール部にはマネージャーがいなかったため、不安はありましたが、逆に自分に出来ることが沢山あるのではないかと思い、入部を決意しました。
2019年度 内部進学(女子高):林えみり
学部:理工学部
出身校:慶應義塾女子高校
<入部動機>
私が内部進学者として體育會女子バスケットボール部に入部を決めた理由は、私が高校生の時に體育會との合同練習をした際に、学生が主体となって活動している姿に憧れたからです。
體育會では休日はコーチングスタッフや多くの先輩方のお力をお借りして日々の練習に励んでいますが、平日は学生のみで練習を行っています。また私は慶應義塾中等部および慶應義塾女子高校においても6年間バスケットボール部に所属し、その間も公私を通じて先輩方の手厚いサポートをいただきました。特に、学生コーチを務めてくださったOG及びOBの方々には、放課後の練習はもちろんのこと、休日の練習や公式戦にも来ていただき、6年間ご指導いただきました。その中でOGやOBの方々から様々な体験談や沢山のアドバイスをもらい、バスケットボールについての技術面はもちろんのこと精神面や考え方について学びました。
このようなつながりの強さから生まれる一体感は正に慶應義塾體育會バスケットボールならではのものであり、他では経験できない非常に大切なものだと思います。そして、私は自分が大学體育會に入部することによって大学、高校、そして中学を繋ぐことができる橋渡しになりたいと思っています。
2017年度 内部進学(志木高):前田 琉我
学部:経済学部
出身校:慶應義塾志木高等学校
〈入部動機〉
志木高の先輩からの電話がきっかけで入部しようと決意しました。もともと私は、高校の部活引退後、バスケには一切関わらないつもりでした。関東大会出場を目標に日々の猛練習に取り組んでいた高校生活。しかし、結果は出場することができず、この時点で、自分の中で何かが抜け落ちてしまいました。最後の大会ではメンタルボロボロの状態で、試合に出る時間は試合開始の5分程度になり、「高校でバスケはおしまい。」と決めていました。引退後は教習所で運転免許を取ったり、バイトをしたり、バスケ漬けの生活から離れていました。そんな中で、大学では何をやろうか考えて、資格試験を受けてみたり、留学説明会に行ってみたりしました。しかし、どれも続かなく、本当にやってて楽しいのだろうかという疑問が湧き、物足りなさを感じていました。そこで、今まで一番熱中して取り組み続けてこれたのはバスケだということに気づき、当時入部するつもりはなかったのですが、参考程度に体育会の先輩方に相談しました。その時の話の中で「今まで OB の方たちに支えてきてもらっていて、お前はその恩をバスケで返さないでどうするんだ?!」という志木高のある先輩から電話で言われた時に、もう一度仲間と共に鼓舞し高め合い、本気でバスケットボールをして応援してくれる人たちの期待に応えたいと思い、入部しようと決めました。
〈入部までの時間の使い方と準備〉
私は、高校での引退後、大学入試がない内部生の特権を活かそうと思いました。運転免許を取ったり、友達とたくさん旅行に行って遊びつくしました。この期間は、大学生になるまでに自分は何をやりたいのかを真に考えることができる期間だと思います。バスケ一色の生活から一度離れて、友達と今までに経験したことのない経験をすることで様々な価値観に触れ合うことができます。また、大学入学後にいろんなサークルに行ってみて、自分が本当は何がやりたいのかを考え抜くこともお勧めします。私も色々なサークルの新入生歓迎会に行ってみて、やっぱり自分に合ったものは体育会だと再認識することができました。本塾体育会は、他大学と違い上手い人だけが入部を許されるというような制度ではなく、入部したいと思えば、誰でも入部することができます。内部生の皆さんは、大学入学後でも焦らずじっくり考えてみてください。
〈バスケットボール部について〉
他大学と違って上手い人だけが入部できるという組織ではなく、誰でも入りたいと思えばいつでも入れる部活です。ですがその中で、一人ひとりがチームの勝利の為に最大限の努力をする必要があります。そこでのお互いの衝突や問題等が発生することはありますが、それと同時に、仲間同士で真摯に向き合い、サポートしあう環境があります。
大学 4 年間をバスケットボール部で一生懸命打ち込みたいという人はやってみる価値はあると思います。
2016年度 内部進学(日吉高):野田 遼太朗
学部:法学部政治学科
出身校:慶應義塾高等学校
<入部動機>
「お世話になった大学のバスケットボール部に恩返しをしたい!」という思いを抱き入部を志望しました。
私は中高6年間を通じて普段の練習や練習試合など大学生に練習相手として数多くの機会を設けていただき、大変お世話になりました。
そのような背景から大学のバスケットボールで選手・スタッフに関わらずチームの勝利に貢献することが自分自身の大学生活で最も良い選択肢であると考え、入部しました。現在は主務という立場でチームの勝利に貢献しています。
<入部までの時間の使い方と準備>
私はその時間を、形はどうであれ「目的を持って好きなことにチャレンジすること」に活用することが最も重要であると思います。私は高校の部活引退直後は大学のバスケットボール部に選手としての入部を志望していたため、夏から横浜のBリーグのユースチームに所属しました。そこでは、関東1部の大学へ進学が決まっている人や高校卒業後Bリーグに所属する人と一緒にプレーをし、これまで自分のキャリアでは想像もできない環境でバスケットボールをすることができました。結果的には主務として部に所属していますが、「好きなことにチャレンジ」したことで、さまざまな価値観に触れることができました。
また慶應義塾には“文武双全”という言葉があります。それは「文武両道よりも高いレベルで学問にもスポーツにも全力を注ぐこと」いう意味があります。
個人の一意見ではありますがそれを実現したい高校生は是非、法学部政治学科への進学をお勧めします。
理由としてはカリキュラムの必修数が他学部に比べ少ないため、自分が学びたいと思う講義を学部に関わらず履修することができ柔軟に時間割を組めることから学問とスポーツを全うしたい学生には最適な学部であると考えます。
内部進学者の中では人気の学部であったため、高校時代は部活動に取り組みもながらも高い成績を維持する必要がありました。そのため真面目に授業に取り組むことは勿論の事、テスト1か月前からに学習計画を作成し勉強に励みました。その結果、法学部政治学科へ進学する事ができたので部活で忙しい内部進学者の皆さんも是非参考にしてみて下さい。
<バスケットボール部について>
慶應義塾体育会バスケットボール部は入部テストがなく、すべての学生に門戸は開かれていますが、部員ひとりひとりが最大限努力をしてチームへ貢献する必要があります。なかなかうまくいかないこと、もがき苦しむことも時にはあると思います。
しかし、それに対して一緒に本気になって考えてくれる信頼できる同期や先輩、後輩がいます。
このような環境で過ごすことで、人間的に大きく成長できると、社会で活躍されている多くの先輩を見て確信しています。
これまでのキャリアに関わらず真剣にバスケットボールに向き合いたい人は是非バスケットボール部の門を叩いてみて下さい。
2014年度 塾内進学: 村井 睦
学部:商学部
出身校:慶應義塾女子高等学校
<入部動機>
私は、小学校の頃からバスケットボールを始め、中学校・高校と続けていくうちにバスケットボールの楽しさと同時に辛さや大変さを知り、大学では違うスポーツも体験したいと思うようになりました。そして大学入学後、最初は他の体育会の部活に入部しましたが、バスケットボールの慶早戦を観戦し、「大学でもう一度バスケットボールに打ち込みたい、また仲間と喜びや悲しみを味わいたい」と強く感じました。
バスケットボール部への入部を決める前に何度か練習に参加し、先輩方の話を聞くことにより、「厳しい環境の中で自分を成長させたい、辛い練習だけれどもそれを乗り越えた者にしかわからない喜びをもう一度味わいたい」と再認識し、入部を決意しました。
<入部までの時間の使い方と準備>
受験をせずに大学に進学できるということは、沢山の自由な時間を持つことができます。しかし、自由と言っても趣味や目標がなければ時間を無駄に過ごしてしまいます。部活を引退するまでは、毎日朝から夜までバスケットボール漬けの生活だったので、引退後は少しバスケットボールから離れ、リフレッシュすることも必要です。それまであまり関わりのなかった部活以外の友達と遊んでみたり、旅行したり、自分のやりたいことを見つけてみたり、とにかく遊ぶことも大切だと思いました。
このような時期に高校の友人と思い切り遊ぶことができるのも、内部生の特権です。また、今まで部活に費やしてきた時間に余裕ができるので、「将来自分は何をしたいのか?」「どんな自分でありたいか?」を考え、その目標に向けて勉強したり資格を取ったり、自分のために使う時間を大切にして欲しいです。
部活を大学でも続けようと決めているのならば、大学生の試合を見に行き、目標の人を見つけ、高校との違いを実感することによりモチベーションを上げることを勧めたいと思います。
<バスケットボール部について>
他の部活でも同じことですが、大学の体育会はもちろん大変です。中学から高校に上がった時に感じる体の違いと同様に、高校と大学では大幅に体の強さが違います。また大学では、コーチに答えをすぐに教えてもらうのではなく、自分で考えてバスケットボールをすることが多くなるため、悩むこともありますが、同期や頼れる先輩方にアドバイスを頂くことで成長することができます。
これまでと違い、受験で入ってくる部員と仲良くなれるか?は不安だと思いますが、バスケットボール部員として慶應バスケットボール部の伝統を外部生に伝えられるのは、内部生しかいません。特に人数が少ない女子部においては、内部生の存在は重要です。しっかり慶應のバスケットボールを引き継ぎ、継続させていくという役目があると感じています。