入試合格・内部進学体験記 - 体験記分類: 一般受験
2020年度 一般受験:岡崎祐也
学部:経済学部
出身高校:岡山朝日高等学校
<志望動機>
僕が慶應を志望した理由は、二つあります。一つ目は、学業面で、経済学や語学などの勉強のための充実した環境があり、自分のやりたい勉強ができるからです。二つ目は、慶應には、学問やスポーツなどの様々な面で優れた人が多いイメージがあり、自分にとって成長できる場だと思ったからです。慶應の卒業生が様々な業界で活躍されており、自分も将来社会で人のために働き、活躍できる存在になりたいと思います。
<受験準備内容>
僕が受験した経済学部A方式では、英語200点、数学150点、小論文70点の合計420点となっており、教科数が少ない分、各教科を全て強化する必要があります。
英語は三教科の中で最も配点が高く、最も重要な教科だと思います。経済学部の問題では、長文読解問題三問と英作文二問の計五問で、時間は100分と短くなっています。
長文読解問題は、三題で文量はそれほど多くないため、素早く正確に問題を解く必要があります。単語や文法などの基礎を定着させ、過去問や他大学の入試問題を解き、長文読解問題の対策をしました。また、三題とも経済に関する話題なので、経済関連の単語や時事問題の確認を行いました。
英作文は、和文英訳と意見陳述の二問があり、配点も高いので、十分に対策する必要があります。和文英訳は、会話文形式が多いので、口語表現の書き換えの練習を多く行いました。意見陳述では、長文読解問題の内容について、引用しながら自分の意見を述べる形式になっています。そのため、長文読解問題を解きながら内容を理解し、自分の意見を英語で表現する力が必要です。
英語の問題形式は毎年あまり変わらないので、過去問に取り組むことで対策できると思います。
数学は大問が六つあり、前半がマークシート形式、後半が記述形式になっています。マークシート形式の問題は、標準的な問題が多く、素早く正確に解く必要があります。記述形式の問題も難問はあまり出ないので、標準的な問題で対策しました。問題が多く、解答時間も短いので、日頃の勉強から時間を意識して、問題に取り組みました。
小論文は、現代社会の問題がテーマになることが多いので、日常的に新聞やニュース番組などで様々な情報や考え方に触れるように意識しました。試験時間が60分なので、素早く自分の考えをまとめ、相手が理解しやすいように文章を構成する必要があります。練習では、添削をしてもらうと良いと思います。
<バスケ部について>
本塾のバスケットボール部では、チームファーストの考えのもと、一人一人が自分の役割を考え、その役割に徹することで、チームへ貢献することを大切にしています。チームでの自身の存在意義や役割を考えることで、自分自身と向き合い、成長できると思います。また、文武両道を大切にしているので、バスケットボールだけでなく、様々な学問や価値観に触れることができます。
2020年度 一般受験:山口智大
学部:文学部
出身高校:海城高等学校
<志望動機>
私が慶應を志望した理由は大きく分けて二つあります。一つ目は、様々な分野で高いレベルの講義を受けることができるからです。慶應義塾大学には、私立大学の中では最難関と言われる一般入試は勿論、AO入試やFIT入試などの狭き門を突破した、多岐にわたる分野の優秀な学生が全国から集まってきます。そのような学生たちと共に高いレベルの講義を受けられることは、自分にとって非常に魅力的に感じました。さらに、慶應義塾大学という環境は、授業外の時間でも強い刺激を受けることができると考えました。そして、もう一つの理由は、2019年度の第77回早慶戦を観戦して、このチームの一員としてコートに立ちたいと思ったからです。
<受験準備>
高3の6月まで部活をやっていたため、クラスメイト達からは半年ほど遅れて、本格的な受験勉強をスタートするという状態でした。私が受験すると決めた学部(入試方法)は、慶應の経済学部A方式、商学部A方式、文学部、総合政策学部(英数)、環境情報学部(英数)のみであったため、国語の勉強やセンターの対策は一切しませんでした。入試を受けるにあたり、数学を使うかどうかはかなり悩みましたが、高2の冬頃の私の成績の中で最も良かった科目が数学であったため、数学を利用するA方式を受験することにしました。
私は1週間程度ごとにおおよその学習計画を立てて勉強を進めました。その週に何時間程度勉強するのか、各教科をどの曜日に何時間程度割り当てるのかを決めると良いと思います。私は常に英語に重きを置いていましたが、特に夏休み中は1日に13時間勉強するとしたら9時間は英語に割いていました。慶應は英語の得点配分が大きいという特徴があります。英語に不安があるという方は、歴史などの勉強時間を削って英語の基礎を固めることを優先させるというのも一つの手だと思います。また、英語と数学の過去問は10月ごろから、日本史の過去問は11月頃から解き始めました。
<各教科の勉強方法について>
先述した通り、慶應を受験する上で最も重要なのは英語です。ワード数が比較的多く何度も読み直す時間が無いため、ある程度の速読力と精読力が要求されます。細かい勉強法については各々に適した勉強方法を見つけることが重要だと思いますが、個人的には過去問を上手く使うことが大切だと感じました。私は法学部以外の過去問を問題演習も兼ねて、用意できる分だけ解きました。異なる学部の入試問題であったとしても、似たような傾向の問題が見られたり、全く同じイディオムが問われたりすることがありました。また、SFCは文中や選択肢内の単語の難易度が高いため、過去問を解いていて自分の単語帳では網羅しきれていないと感じたら、少しマニアックな難易度が高めの単語帳に触れてみるのもいいかもしれません。
日本史は一問一答と用語集を中心に勉強しました。国立大学に比べれば単語知識のみを聞いてくる問題が多いですが、法学部や経済学部、文学部(日本史)では論述問題が出題されるため、語句のインプットのみでは対応しきれません。一問一答に対応するものでも良いと思うので、問題集を通してアウトプットを行い、流れを説明できるようにすることが大切だと思います。「~年に~が起こる」とだけ覚えていても、流れを説明する問題や、月単位の年代配列問題などでは完答できません。
小論文対策に関しては、SFCの小論文は他学部の小論文とは全くの別物なので、SFC以外の学部の小論文対策に限定して勉強方法をご紹介いたします。結論から言うと私は、小論文は学校で組まれていた講習のみで対策を行いました。あまり差がつかない科目と言われることも多いですが、苦手意識がなくなる程度まで過去問演習から添削の流れを繰り返しました。所謂ネタ本というものを読んでも良いかもしれませんが、日常的に時事問題をニュースなどで把握すれば十分だと思います。また、学校の授業中に触れた現代文や英語の問題の内容を、小論文の過去問を解いている時に見かけたりすることもありました。小論文に大きく時間を割く必要はありませんが、常にアンテナを張っておくのは大切かもしれません。
他にも、勉強する環境も大切だと思っています。私は学校に近い場所にある、いわゆる大手では無い塾に通っていました。その塾の自習室はとても居心地が良く、朝から晩まで同じ場所で勉強し続けることができました。受験生の皆さんも自分が勉強しやすい場所を見つけることをお勧めします。自室でやるのはダメ、喫茶店でやるのはダメ、といった意見を耳にすることもありますが、これに関しては本当に人それぞれだと思うので、自分が集中して勉強できる環境であればどこでも良いと思います。
以上が主に私が実践していた勉強方法です。少しでも受験生の皆さんの役に立てば幸いです。
<バスケットボール部について>
本塾のバスケットボール部は学生主体となっており、各々が「チームに貢献するにはどうしたら良いか」を追求することによって、質の高い練習を行っています。
また、学業の面においても高い意識で取り組んでおり、文武両道を目指し日々活動しています。もちろん、大学の部活なのでハードな一面もありますが、その分自分を大きく成長させることができる環境です。
2020年度 一般入試:町村真子
学部:法学部法律学科
出身校:田園調布雙葉高校
<志望理由>
私は家族が全員慶應出身という環境で育ったため、慶應は幼いころからとても身近な存在であり、進学先を考えるときも常に選択肢の中にありました。しかし、本格的に志望校について考えた際に、第一志望としては国立大学を選択し、慶應は併願校として受験することを決めました。高校2年生の冬ごろ、志望していた国立大学の受験方法が特殊であり、併願校である慶應に事前に受かっていれば国立の対策に専念できるだろうという考えから、慶應の法学部FIT入試とSFC-AO入試を受けることにしました。志望理由書を書くため慶應や学部の特色ついて自分で調べたり、さまざまな人にお話を伺ったりしました。その中で慶應義塾の魅力を多く知り、本気で慶應義塾大学に行きたいと思うようになりました。私は学校の成績があまり良くなく、AO入試の準備期間も他の受験者より短かったため、AO入試には合格することができませんでした。しかし、このことがきっかけで志望校を慶應義塾大学に変更し、一般受験に向けて勉強し始めました。その中でも、将来どの分野で働くにしても絶対に役立てることのできる法律を学びたいと思い、法学部法律学科を第一志望にしました。
<受験勉強>
私は幼稚園から高校まで一貫校に通っていたため、大学受験が人生で初めての受験でした。そのため、受験というものに現実味がなく、高校3年生の夏休みまでは塾に通う以外は受験勉強と呼べるようなことをほとんどしていませんでした。しかし、AO入試に失敗し、受験で落ちるということを実際に経験したことによって危機感が芽生え、そこから本気で勉強を始めました。しかし、入試まで時間がなかったため、苦手な古文と漢文になるべく時間を割かないように併願校を選び、その分を慶應の受験科目対策に充てられるようにしました。
英語は長く塾に通っていたため元々得意でしたが、暗記が苦手で単語がなかなか身につかなかったため、前後の文脈から推測したり、単語の語源から考えたりする方法を取りました。慶應の英語の試験は単語がとても難しく、単語帳に載っていないものも出題されるため、この方法はとても役立ちました。
小論文はAO入試対策から継続し、最初は2週間に1問、年末くらいから1週間に1問のペースで書いていました。試験前にはどのような話題が出たときにどの具体例を使うかをまとめ、どのような話題が出題されても応用できるように準備しました。
世界史は通史が一周終わった後はひたすら問題演習を解きました。その中で間違えたり覚えていなかったりしたものがあれば、用語集にチェックを入れ、付箋を貼り、暇さえあれば用語集を見ることを繰り返しました。また、慶應の特に法学部の世界史は非常に細かい知識まで出題されるため、過去問などに用語集にはない単語が出てきたら、書き込んだり苦手な分野をまとめた紙を表紙の裏に貼ったりして、用語集一冊あれば自分の苦手なところがすべてわかるようにしました。これは受験当日も持参し、試験が始まる直前まで確認していました。
<バスケットボール部について>
私は小学5年生の時にバスケを始め、中学・高校での5年間もバスケ部に所属していましたが、思い切りバスケに打ち込める環境ではありませんでした。部活動に力を注いでいる学校ではなかったため、平日は1時間半しか練習できず、決してレベルが高いと言えるようなチームではありませんでした。また、顧問の先生が忙しくて練習に来られないことも多く、自分たちでメニューを考えて練習したり、夏休みには大会直前に2週間部活ができない時期もあったので、自分たちで体育館を借りて練習したりしました。そのような環境で完全燃焼できなかった私は、大学では絶対に体育会バスケ部に入り、本気でバスケをすると決めていました。そのため、志望校選びでも女子バスケ部の有無やレベルは最優先事項でした。
慶應義塾体育会女子バスケットボール部はそんな私にとって最高の環境と言えます。一人一人の志が高く、全員が真剣にバスケットボールと向き合い、切磋琢磨しています。また、自分よりもバスケスキルの高い人が多くいる環境なので、様々なことを学び、吸収し、毎日少しずつ自分が成長できているのが実感できます。このような素晴らしい環境でプレーできることは、大学生活を充実させるだけでなく、今後の自分の人生に良い影響を与えてくれると確信しています。
2020年度 一般入試:河内英慧
学部:経済学部
出身:東洋英和女学院高等部
<志望動機>
私は高校生の時に大怪我を経験しました。手術と長いリハビリの間に「自分はバスケが好きだ、このままでは不完全燃焼で終わってしまう」と感じ、大学でもバスケを続けたいと考えるようになりました。バスケを続けることのできる大学を調べているうちに、多くの大学がスポーツ推薦で選手を集めるなか、慶應義塾体育会バスケ部へはすべての学生に門戸が開かれていることを知り、入部したいと考えるようになりました。しかし、現役の時は、慶應義塾大学への入試は補欠という結果でした。補欠の繰上げ合格がなかったら浪人をするか、それとも受かった他の大学へ行くかを悩んでいた時、クラスの担任の先生に、「浪人をしたからといって合格が保証されているわけではなく、人生の大きな転機になるので、浪人をするほど強い意志があるか、自分が目標にしていた慶應バスケ部を一度見学させてもらって決めたらいいのでは」と勧められ、実際に慶應のバスケ部の練習を見学しに行きました。そこでは、一生懸命、切磋琢磨しながらバスケをして輝いている先輩方がいて、必ずここに入りたい、諦めたら後悔をすると思い、「浪人をしてでもバスケ部に入りたいです。」と思わず先輩方に言いました。結局、私は繰り上げ合格をすることができなかったので、浪人をすることになったのですが、現役の時と変わらず、慶應を第一志望に勉強しました。
<受験勉強>
英語では、単語(速読英単語、速読英単語上級、リンガメタリカ、準一級単語)や熟語(解体英熟語)、文法(UPGRADE、全解説頻出英文法・語法問題1000)は受験前まで何度も繰り返し、抜けがないように完璧に取り組みました。また英文解釈(英文熟考上下、英文解釈の透視図)や多読(速読英単語上級、リンガメタリカ)は慶應の過去問演習を始める10月頃まで何度も繰り返し、難解な長文もスラスラと読めるようにしました。
日本史は、塾のテキストでインプット、参考書(実力をつける100題、HISTORIA)でアウトプットをし、プラスアルファの知識習得のため、年表や資料集・用語集を用いました。何度も繰り返し復習をしていくとともに、日本史の用語の意味や時代の流れを説明できるようになることを意識しました。
小論文は、比較的難易度の高い文章を理解して要約をする練習と自分の意見を述べる練習をしました。その上で、実社会の様々な問題に目を向けて、自分の意見を持てるようにしました。また、文章が論理的であるか、説得力があるかを問い続けるようにしました。
そして、全教科において何よりも力を入れていたのは過去問演習です。慶應の入試問題は、他大学とは異なり、かなり特殊な入試形式であるため、過去問対策次第で合格へ近づくことができるからです。
<バスケットボール部について>
慶應義塾体育会女子バスケットボール部は、バスケ技術面においても人間としても日々成長をすることができる場所だと実感しています。なぜなら、部員一人一人が常にバスケットボールという競技および組織における個々人の役割について主体的に考え、それらを学年問わず発信することが求められているとともに、昨日よりも今日、今日よりも明日、個人としてもチームとしてもより良くなれるように、上を目指し、行動をしているからです。
確かに、本気でバスケットボールに向き合う上で、悩むことや苦しいこともあると思います。しかし、学生のうちに本気で向き合い打ち込めるものがあること、そしてそれを一緒に頑張ることのできる仲間が得られることから、大学4年間を過ごす上でこのチームでは人一倍の充実感が感じられると思います。
2019年度 一般入試:松下花会子
学部:文学部
出身校:小山台高校
<志望動機>
受験勉強を始めた時から私立文系と決めていた私は、まず文学部のある私立大学に注目しました。さらに、やるなら目標は高く持つべきだと考え、私立の難関校である慶應義塾大学を志望しました。具体的には、国語の代わりに小論文があったり、英語は辞書持ち込み可であったりと他とは異なった本塾の受験形式に興味を惹かれました。また、私の担任の先生が本塾の出身であり、勧めてくれたことも志望した大きな理由です。
本塾の文学部は、1年次は専攻を決めず広く学ぶことができます。今まで専門的に学びたい学問や将来の夢を考えていなかった私にとって、視野を狭めず多くの選択肢を残すことのできるこのシステムはとても魅力的でした。以上のことから、私は本塾の文学部を第1志望に決めました。今は文系科目に限らず幅広い科目を受け、何が自分に1番必要か、何を自分は学びたいかを探すことができています。
<受験勉強>
私が受験勉強を始めたのは部活を引退してからです。多教科を満遍なく勉強する必要のある国立受験よりも、少ない科目を極める私立受験の方が自分の性に合っていると考え、私立文系と決めました。塾に通い始めたのも引退の頃からで、慶應大学を第1志望としていたため小論文と英語の2つを取りました。小論文は週に1回の塾の時間だけと決め、自分の時間は英語と日本史に費やしました。夏休みに英語は単語と長文、日本史は同じワークを繰り返し解きました。
夏休みを過ぎた頃から、自分の中で中だるみの期間がありました。そこで助けとなったのが学校の友だちです。恵まれたことに、私には同じレベルの志望校でかつ自分よりもいつも1歩前をいく友だちがいました。そのため、その子たちに追いつくためにもサボっていられないな、という気持ちで勉強することができました。また、受験前日まで学校でその子たちと一緒に勉強できたことも良かったです。休日に1人でなかなか勉強できなかった私は、平日に学校でみんなと残ることで勉強時間を稼ぐことができました。
「受験は団体戦だ」とよく言われますが、私はまさにその通りだと思います。互いに分からないことを教え合い、時には気分転換もしつつ、同じ目標を共有する仲間が大切です。私1人では絶対に成しえなかった目標は、家族や友人がいたからこそ達成することができました。受験に勝つ1番の方法は共に闘う仲間を見つけることだと思います。
<バスケットボール部について>
私は高校時代週6日部活動がありバスケットボール中心の毎日でしたが、引退試合で自分の力を出し切れず悔しい思いが残ったまま引退してしまったので、大学でもバスケットボールを続けたいと思っていました。また、やるからには楽しむだけのためにやるのではなく、真剣にバスケットボールに取り組みたいと思い体育会への入部を検討していました。
新歓や体験練習会で女子バスケットボール部の雰囲気に強く惹かれ、自分もこのチームの一員としてプレーしたいと思い入部を決意しました。
この環境で仲間と共に高みを目指す4年間は自分の人生の中でかけがえのないものになると確信しています。
2019年度 一般入試:中根さくら
学部:経済学部
出身校:愛知県立豊田南高校
<志望動機>
本塾は、様々な分野で高いレベルの授業をしているところが魅力です。全国から優秀で多種多様な考えを持った学生が集まるため、自分への刺激となり、視野を広げられると思ったため志望しました。また、私は数学が好きなこともあり、数学を使う学問を勉強したいと思っていたので、経済学部を志望しました。
<受験準備>
経済学部の入試で一番重要なのは英語です。英語の試験では、マークシートの部分である程度の点数を取らないと足切りをされ、記述の採点をしてもらえないため、勉強時間の半分以上を英語に充て、特に英文読解に力を入れました。まず、英語の基本となる単語と文法を通学時間などを活用してきっちり固めました。次に、英文をいちいち日本語に変換せず、英語で理解できるようにするために、今まで読んだ英文を何回も音読し、英文を読んだ瞬間に内容が入ってくるまで徹底してやりこみました。英作文に関しては、出題されそうなネタを集めたり、過去問を何周もして、時間配分と書き方を身に着けました。
数学に関しては、予備校のテキストを何回も解き直していました。
小論文は、世の中で起きている事に関心を持つことが重要です。世の中で起きていることを知るためには、日ごろからニュースや新聞に目を通す必要があります。私は、通学時間に日本経済新聞の経済面や社会面をほぼ毎日読んでいました。そのおかげで知識も増え、小論文に役立ったと思います。
受験勉強をやり抜くためにはメリハリをつけることが大事です。受験生は遊んではいけないと思われがちですが、たまに息抜きをし、心に余裕を持つことも重要です。
<バスケットボール部について>
私は中学生の頃はバスケットボールをしていましたが、高校では部活をやっておらず、なんとなく毎日を過ごすだけでした。そのため、大学では何か熱中して打ち込むことのできるものをしたいと思い、バスケットボール部へ入部することを決めました。本塾のバスケットボール部は、学業も重視しているので、学業が疎かになるようなこともありません。仲間ととても充実した4年間を過ごすことができると感じています。
2019年度 一般受験:山下卓馬
学部:法学部政治学科
出身高校;静岡県立静岡城北高等学校
<志望動機>
僕が慶應を志望した理由は三つあります。一つ目は充実した環境で政治学が学べること。二つ目は英語の授業が生徒のレベルに合わせて多様に展開しているということ。三つ目は、僕は一年間浪人したため、一年余分に勉強するからには難関校に挑戦したかったからです。加えて、「ビリギャル」という映画は慶應の雰囲気や魅力を知る上で参考にしました。
<受験準備内容>
三教科受験(英語・小論文・世界史)のため全ての教科を極めなければなりません。
英語は、三教科の中でも特に配点が高いため重要です。単語、文法などの基礎をなるべく早く固め、後に長文を出来るだけ多く読みました。その際にはただ漠然と読むのではなく、一段落ごとに筆者が何を意図しているのかを探りました。その後、全体を通しての主張をじっくりと考えて、百字程度で要約しながら消化すること実践しました。このような方法を積み重ねていくことで、長文を論理的に読めるようになりました。また、問題を解く際には、最初から選択肢を吟味するのではなく、予め自分の頭の中で解答を作ってから吟味していくことで、正答率を上げていくことができました。
小論文は、より現代的な視点を取り入れるために、ネタ本を熟読するのではなく、日頃から時事問題をテレビや新聞でチェックしたり、哲学書を読んできました。解答する際も、問題作成者の意図を理解し、「対話」することを意識して解答し、高得点を取ることができました。小論文を甘く見るのではなく、きっちりと対策することこそが合格に近づくためには必要であると身をもって感じました。
世界史は、自分で流れを説明できるまで徹底的にアウトプットを行い、その中の細かい語句のインプットは、一問一答よりも用語集を使いました。なぜなら、ほとんどの問題文が用語集からそのまま引用されているからです。
また、予備校で夏期、冬期に慶大レベルの授業を取るのも、大いに役に立ちました。受験勉強は体力的にも、精神的にも辛かったのですが、今頑張れなければ一生頑張れないと思い、頑張りきることができました。
受験生の皆さんには、一日一日を大切にしながら最後まで諦めずに、頑張ってほしいです。
<バスケットボール部について>
本塾のバスケットボール部は、学業も重要視しているため、バスケだけの生活になることは決して無く、文武両道を体現できる大変良い環境だと思います。また、学生を主体として活動しているためお互いコミュニケーションを積極的にとりながら質の高い練習を行えます。
2017年度 一般受験:岩片悠馬
学部:環境情報学部
出身校:広尾学園高校
<志望動機>
幼少期から父親の影響で慶應義塾大学キャンパスに行く機会、また、慶應の絆の深さを感じる機会が多かったため、受験を考え始めた時にまず志望校として上がった大学が、慶應義塾大学でした。
私は、SFCの他に例を見ないほど多様な研究分野を扱っていているという特徴と、第二外国語教育に力を入れている点に魅力を感じました。
時代の変化とともに新しい研究分野が増えてきているので、SFCで多様な分野について学ぶことで自分の領域を広げることができると考え、数ある学部の中から環境情報学部を第一志望に決めました。
<受験準備内容(AO・一般受験共に)>
高校の部活を引退してから本格的に受験勉強に取り組み始めたため、周囲の受験生に比べて勉強できる時間が少なく、いかに効率的に合格できるだけの能力を身につけられるかを考えて受験勉強に取り組みました。
私のSFC受験科目は、数学・英語・小論文です。
英語の勉強は、とにかく長文の問題を解く練習を繰り返し、それと同時に単語を覚えることを行いました。もちろん文法の勉強もしましたが、ほとんどの時間を長文と単語に費やしました。
数学については、一見変わった問題が多いので、過去問をいくつか解きましたが、ほとんどの問題が、解法自体が特殊なわけではなかったので、一般に売られている問題集で対策出来ました。
小論文は、多少の知識は必要ですが大量の知識が必要な訳ではなく、『考えること』が大切だと聞いていたため、むやみに知識を増やすことはせず、まず問題を解く前に書き方を身につけることから始め、書き方を学んだ上で過去問を何度か解いて練習しました。
小論文にはあまり多くの時間を使えませんでしたが、慌てずに点数につながる書き方を学ぶことに時間を使うことで、短時間で対策ができたと思います。
<バスケットボール部について>
本塾のバスケットボール部は、学生主体となっていて、個々が常に目標を持ち、バスケットボールに真剣に取り組み、考えることが大切となっています。
また、学業にも重きを置いているため学業が疎かになることもなく、文武両道に努めることができるため充実した大学生活をおくることができます。